すぽっとらいと

2012年 12 月

夢志記  創 る

鈴木 建一


  昨年の正月に私は一年の抱負を「創」の一字に込めた。
 当社は1920年(大正9年)の創業以来、東海地方を中心に物流を通じて社会やお客様のニーズにお応えしてきた。

10年程前「物流もサービス業の中の一つである」という伊藤相談役の考えを伺い、何かを創ってゆきたいという思いは小さいながらも私の中にいつもあるテーマになった。
 再生可能エネルギーで生み出される電気を全量買い取るという国の制度を活用し、三好支店の屋根に太陽光発電パネルを置くことになった。

計画時にはじめて知ったが三好支店の建設時に伊藤相談役が、「いずれ太陽光発電パネルがつけられる日が来るから、建築費が大きく変わらないなら耐えられる強度にしよう」と言われたお陰で、新たに手を加えることなくパネルが乗せられるこことなった。
 発電事業そのものがおもしろい試みだが、物流業者としてこの機会を活かして、運送や保管だけでなく、搬入や据付工事、メンテナンスや修理、販売などの新しい分野に仕事をつくってゆきたい。

世の中にとって大切で成長の可能性のあるものはまだある。物流という仕事は様々な人々や企業、組織を自由に結びつけられる立場を持っている。
 大宝で学ばせていただき、私にとって一番大切な言葉は「自分を律し自立する。そして自由に生きられるようになる」だ。

 自分たちを活かせる分野を一歩ずつ創ってゆきたい。


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