すぽっとらいと

2013年 7 月

夢志記  弱さを認め強くなる

松井 和夫


 先日、人間の進化について放送されたテレビ番組を見た。

その中で私が興味を持ったのは、動物と人間の目の違いだった。

厳しい生存競争の中で生きる動物と人間との大きな違いは、白目があるか無いかだ。

目の動きによって敵に自分の動きを察知されてしまう動物には白目が無い。

逆に人間は相手に瞳を見せることで、自分の感情や思いを伝えることが出来る様に、進化し生き延びてきたのだと知った。

番組を通してコミュニケーションの大切さを改めて感じた。
 最近はメタボ体型を氣にする人が多いが、私は子供の頃から小柄で痩せていた。

身体は丈夫で風邪もひかなかったが、か弱く見えることに劣等感があり、友達からいじめられないように強がってばかりいた。

その時のコミュニケーションのとり方が、大人になった今でも影響しているのか、なかなか望み通りにいかない。

自信がない時や、責任が降りかかってきそうな時は、黙ったまま自分の意見を言わず、相手が何か言いたくても話しかけづらい雰囲氣を作ってしまうことが多い。

それも自分では分からず、人から言われて氣づいたことだ。
 自分では人間が好きで、信頼し合える関係をつくりたいと思っている。

自分の弱さを認め素直になれる様、学んでゆきたい。

そして相手からの発信や好意ばかりに甘えず、自分から接点を持ち、自分の考えや氣持ちを表現し、相手の氣持ちも受け止められる、強い男になりたい。


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