すぽっとらいと

2013年 12月

夢志記  歴史を学び、未来を拓く

上杉 超治


 ついこの間、新しい年が始まったと思っていたが、2013年もあとわずかとなった。

年の初めに目標を立てるが、日が経つごとに意識は薄れ、目先のことに捉われて、あっと言う間に時が過ぎる。毎年同じ事を繰り返しているような氣がする。
 今は変化の多い時代だと言われている。

世の中が変化すれば、社会や会社にも変化が求められる。もちろんそこで働く個人も同じことだ。私にとっても今年は変化の多い年であった。

変化の波は年々大きくなり、その波は個人と組織に容赦なく押し寄せてくる。
 しかし、人間は弱い。変化しなければと思っていても、出来れば変わりたくない、今のままの条件でいたいという氣持ちが働く。

そして自分にとって都合の悪いことは、他人や環境のせいにしがちになる。変化の波が小さな時はそれでも許容されてきたが、大きな場合には通用しない。
 変化に対応するには歴史を知ることが大切だと教わっている。

世の中にも会社にも歴史がある。誰の、どのような考えがあり、何を大切にしてきて現在があるのか。先人が歩んできた歴史から学ばなければ、目に見えることだけに捉われ、判断を誤り、大事なものを失ってしまう。

先輩方が支えてきて下さった歴史を心に留め置き、自らの芯棒を強くすることで、現象に惑わされず本質を求める1年にしてゆく。


HOME  前に戻る