すぽっとらいと

2015年3月

夢志記 

自分の居場所をつくるのは自分自身

岡戸 孝憲


 入社の動機は高校生の時、自宅近くのコンビニへ納品する人の姿を見て「カッコいい」と思ったからだと面接時に話をした。

実際にそうなのだが、もう一つの理由は、乗務職員ならあまり人と関わらずに済むだろうと考えていたからだ。
 その後、安全委員、流通センター業務などを経験し、新規業務立ち上げに携わり3支店と5つの営業所で勤務した。

一番楽しかったのは自らやらせて欲しいと手を挙げ、営業所の場所決めや採用など一から始めた時だった。

それまで携わっていた業務への思い入れがあり「何とかしたい」という思いが強かったので、様々な困難も苦にならず、一緒に乗り越えた仲間への想いは今も強い。
 逆に被害者意識が強かった時は、「なぜ、何の為に」ということがハッキリと理解出来ないまま、自分に求められている役割も考えない為先が読めず、起きる事に後手の対応となって「その場しのぎ」ばかりだった。

当時の自分を突き放して考えてみると、自ら意思決定をせず他人に依存しながら、恰好をつけようとしていた自分がいた。ラクをしながら楽しくないと文句を言っていたのだ。
 どこにいて何をしていても、大切なのは自分の意だ。サボらず学び自分の軸になる考え方を身に付け、出処進退を明らかにし、働く人の氣持ちを分かる努力を続けながら、自分たちの将来について語り合い働ける関係を築いてゆきたい。


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