今日も新聞を広げると一面の片隅に、東日本大震災による死者と行方不明者の数が書かれている。
わずかながら変化してゆく数字から、今も懸命な捜索活動が行なわれている様子がうかがわれる。
そして、その数字の背後にある大切な人の帰りを待つ家族の願いや亡くなった方の人生を思うと、当たり前のように今日を迎えていることに氣づきハッとする。
最近、新聞を読まない若者が増えているらしい。
姪っ子たちに理由を聞くと「テレビもインターネットもあるし、お金がもったいない」と屈託の無い答えが返って来る。
確かに今は知りたい情報があれば、比較的簡単に手に入れることが出来る。
しかし自ら求めてゆかなければ、実に狭くて偏った情報の中で生きてゆくことになってしまう。
私も朝はコーヒーを飲みながら、夜は柔軟体操をしながらのナナメ読みなので偉そうなことは言えないが、今を生きている自分の現在地と進んでゆく方向を見失わないためにも、世の中で何が起きているのかという大きな動きと流れを知り、自分たちとのつながりを考えてゆこう。
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