「分からないことは素晴らしいこと」
これは山梨県身延町立大河内小学校で「学び合い 支えあう教室」を展開している古屋和久先生が、子供たちと保護者に最初に伝えたかったこと。
教師が一方的に教える授業ではなく、子供たちに疑問を投げかけ、お互いに考えさせる。
分からない子の「分からないから教えて」の一言で、教え合いが始まる。
友達に熱心に説明していた子も、途中で自分が分かっていないことに氣づき、さらなる理解を求め話し合いが続く。
偶然新聞で目にして見た番組だが、とても興味深く、共に分かり合えた時の子供たちの笑顔は、学ぶことの楽しさを物語っていた。
最初の壁は自分が分かっていないと認め、「分かりたいから教えて欲しい」と仲間に伝えること。
それが言える環境と関係をつくり、一緒に学び、考え、さらに高め合い成長してゆく。
それは大人になってからも大切なことだと感じた。
「こんなことを言ったら馬鹿にされる」「今さら聞けない」と、分かったふりをしてごまかしている場合ではない。
自分たちが働いている会社の理念や考え方、より安全で質の高い仕事をするために必要な知識、一般常識など、基本をしっかり学び直し、共に向上させてゆこう。
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