「真理子が男の子だったら良かったのに」これは子供の頃、母がよく口にしていた言葉だ。
それを聞いて育った私は、いつしかスカートよりもズボンを好み、しっかりしなければと思うようになった。
丙午生まれの女性は気性が強く苦労する、という言い伝えを心配した母の親心なのだろうと氣づいたのは、40歳を過ぎてからだ。
このように子供の頃から無意識のうちに親からすり込まれた言葉や態度、そして自分の勘違いや思い込みによって出来た考え方が、大人になってからも行動を縛ることが多い。
学んでそれに氣づくことによって、「今の私で良いのだ」という自己肯定感が生まれてくる。
そうすると「良い人でいなければ、馬鹿だと思われたくない」と変に恰好をつけなくても良くなり、相手からの指摘も受け入れやすくなる。
「人間は誰もが阿呆で強欲で小心だ。それを認め、もの事が分かるように学べ」
という教えは、伊藤塾長の大宝の社員に対する大きな愛情なのだ。
勇氣を出して自分から一歩を踏み出そう
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