すぽっと らいと 7月

夢志記

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学び続ければ人生は何度でもやり直せる

三小田 裕美 


 小さい頃、「早く大人になりたい」といつも思っていました。

つまらない勉強をしなくてすむ、両親からの小言もなくなり、嫌なことが自然に無くなることが大人になることだと思っていました。
 20歳を過ぎ大宝運輸に入社させていただきました。

職に就き、両親と離れて生活し、これで私も立派な大人になれたと思いたいところでした。しかし、出来ないことや分からないことは増えていき、そのことを誤魔化す為に周りの人を避け、家でも会社でも楽しく過ごすことはありませんでした。

嫌なことや煩わしいことは周りの大人が作っている、自分が大人になれば逃れられると思っていましたが、自分がものが分からないということは変わりません。

それを認めず周りのせいにしていた私は弱虫で阿呆でした。
 礼儀を身に付け、人間として美しく行動したい、自分の言行に責任を持つ人間に変化したいと考えるようになれたのは「学び続ければ人生は何度でもやり直すことができる」と、師に教えていただいてからです。

そして、私の小さな変化を喜んでいただき勇氣が湧いてきました。

今でも分からないことは沢山ありますが、そのことを認め逃げずに分かる努力をしてゆきます。そして、将来ありたい自分に近づく為に諦めず学び続けます。 


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