すぽっと らいと 11月

夢志記

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人間の器

 上杉 超治


 私が夢志記の依頼を受ける時は、伊藤相談役からキツイ一発のご指導の後です。今回は「器の小ささ」を指摘されました。
 大きなものを小さな器に入れようとしても入らず、小さな布で大きなものは包めません。そんな場合は大きな器や布に替えます。

目に見えるものであればひと目で分かることです。しかし、自分の人間としての器の大きさは、そうはいきません。

自分の器が小さいことが分からず、自分の小さな器に入ってくれる都合の良い人ばかり求めたり、自分の器にはまらない相手をいやがり、その人から逃げたりします。
 今まさにそれをやっているということです。自分にとって都合の悪いことを相手のせいにして問題をすり変えるのではなく、何故、都合が悪いのかを自分に問い掛けてみると、やることもやらずに結果を求めていたり、やれることも怠けていたり、やる前から逃げて人に甘えています。

そういう恥ずかしい姿を、痛くても氣づかせてもらわなければ、自分はどうなっているのかと思います。器が小さいもの同士はいがみ合い、大きければ互いのことを分かり助け合い、多くの人を幸せにします。

 自分で氣づける部分を大きくし、人の役に立てる自分を築いていきます。


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