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2010年 新 年 の ご 挨 拶

 

「本氣で学び仲間と協力し合い 勇氣ある行動で困難を乗り越えよう」

 代表取締役社長 小笠原和俊

  新年おめでとうございます。

お客様、社員とご家族の皆様、株主の方々、そして当社をご支援いただいている多くの皆様のお陰で、新しい年を迎えられたことに心より感謝申し上げます。
 当社は今年創業90年の節目を迎えます。

太平洋戦争の一時期を除き社業を継続することができたのは、先人の皆様の努力と、現在、当社を支えていただいている多くの皆様のお陰です。

そして次の創業百年を迎えられるのは、それを心から願って下さる方々を、社内外に持つことができるかどうかだと考えています。
 経済環境はデフレがますます顕著になってきました。長期化しないようにと様々な経済浮揚策が打たれていますが、さらなる景気の悪化がやってくるかもしれません。

世界経済の枠組みである資本主義の矛盾が拡大し、国家もコントロールできなくなっているからです。今まで経験したことがないようなことも、ここ数年の間に起きるかもしれません。
 それに耐え乗り越えるために、今あるものを当たり前とせず、もの事のつながりを考える力が必要です。現象に惑わされず、本質や背景にある大切なものを守り、つくり出し、問題と戦ってゆくことが、企業も個人も必要です。
 当社は経営理念、経営基本方針を柱に、30年以上に亘って、人間を大切にする経営を目指してきました。「学んで人間性を高めることが絶対に欠かせない」と考え、その結果生み出される、お客様や社会に求められる美しい機能から好循環を生み出すことを目ざしてきました。

本物の美しい機能を発揮し好循環を続けるため、本氣で学ぶことは、どのような時代にあっても基本だと考えています。
 自分の身につくまで学ぶことをせず、目先の損得だけ計算したり、見栄を張っていれば、勇氣など湧いてきません。自分に不都合なことやマイナスの結果は、環境が厳しいほど多く発生します。自分自身や組織全体が本質を考えず、問題を認めなかったり、隠したり、責任転嫁やごまかしをすれば、問題はもっと大きくなり、解決は難しくなります。
 何を大切にしなければならないのか、もの事のつながりが分かり、仲間と協力し合い、勇氣をもって本質を良くする実践をしてゆきましょう。これからの何年かは、きっと厳しいお願いをする状況も発生してくると思われます。

自分と家族を守ってゆくのも、自分たちの考え方と行動にかかっています。会社は、その生活を守ってゆく大切な場です。自分たちが支えたいと本氣で思う時、次の10年を切り開くことが可能になります。

自分と家族とみんなのために、安全に最大限の努力をし、学び、協力し合い、困難を突破してゆきましょう。
 最後になりましたが、皆様のご多幸を心より念じています。

 


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