すぽっと らいと 1月

夢志記

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大人になってからの夢

 鈴木 建一


 子供の頃の夢を思い出してみた。

一番最初にやりたいと言ったのは「おでん屋」だった。「こんなに美味しいものを自分もつくってみたい」と思ったからだ。

あれから45年。今も駅にあったその場所を見ると懐かしい。

大人になり、社会人となり、家庭も持った今、改めて大人となってから夢を持ち続けることの大切さを想う。
 幼い時の夢のもとは感動であった。今もそれは変わらないが、その感動に対し夢を持ち、プランを建て実現していくものが志であると思う。

自分を活かし、他人の力を借りて、また掛け算となって夢を実現していくこともできることを知った。それは、自分と周りの人々の喜びや幸せが一致することだ。その時は大きな志となる。
 現在日本の経済や社会が少子高齢化と人口減少に伴って、右肩下りの時代に入りつつある。喜びや幸せの基準も、目に見える数字や大きさだけでなく、目に見えないものの見方や考え方、生き方などを大切にする事がますます必要な時代だと思う。そして苦しんで、楽しんで頑張る。

 自分のために、家族のために、そしてみんなのために。


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