すぽっと らいと 5月

夢志記

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「当たり前」と思う怠け心

 松井 和夫


 4月29日、昭和の日に休みをいただき、両親と兄夫婦と子供二人と私とで食事に出掛けた。

両親は「これが揃って出掛ける最後になるかも」などと嬉しそうにしていた。

久しぶりの親孝行と言いたいところだが、最初は何故兄貴がご馳走してくれるのか分からず、食事中に何かあったのか聞いてしまい、初めて母の日のお祝いだと知った。

両親と同居しているのは私の方で、親のありがたみを忘れ、今では一人で大きくなったような態度で生活をしていた。

 翌日、会社でその話をしながら、会社でも同じことをしていると思った。

入社して13年経つが、もともと学ぶ事とは無縁だった私が和合塾、経営学習会、泡影塾と様々な学びの場へ参加させていただき、伊藤塾長はじめ多くの方々にすくい上げていただいた。

力が無く不平不満の塊だった私の心を開いていただき、事務職員にしていただいた。それが今では慢心し変化成長のための努力から逃げ、今の状態が当たり前のように過ごしている。

 ここ数年、私は変化成長することなく過ごしてしまった。

それは縁やつながり、感謝を忘れていることが大きな原因だと思う。

 自分自身で成長する力の無いことを認め、怠けに負けず考え行動してゆく。  


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