氣が小さいくせに、人に認められたい、なめられたくないと思って生きてきました。氣が小さいところを一所懸命隠しているつもりが、まわりの人には伝わっていて、私がリキんで何かをしようとするほど、うまくゆきません。
その度に刀折れ矢尽きて倒れたと思っていましたが、負けるのは私が本当に戦うべきところで逃げたための結果でした。
私が戦うべきところは、自分の芯棒をつくることです。
その芯棒に共感してくれる人ができるよう、自分自身と葛藤し、相手と葛藤し、乗り越えることです。最も大切な戦いから逃げていました。
氣が小さいのも、自分の存在を認められたいのも、人間の本能です。
あるものを隠しても自分をゴマカスのが精一杯です。
自分が「俺は逃げていない」とリキんで逃げていること、思うほどにはこれをコントロールできず本能のまま楽な方に流れているということを認めることが、無意識に逃げない第一歩です。
小さくても「おもしろかった」と言える何かを、自分の人生を使ってつくってゆきます。
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