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2011年 新 年 の ご 挨 拶

「お互いに学ぶことを大切にし、目標達成に向け力を合わせよう」

 代表取締役社長 小笠原 忍

  新年あけましておめでとうございます。

お客様、社員とご家族の皆様、株主の方々、そして当社をご支援いただいている多くの皆様のお陰で、新しい年を迎えられました。誠にありがとうございます。

 日本経済は世界の金融危機のあと、さらに経済の実力に見合わないと思える円高となり、国内生産が海外に流出し、産業の空洞化、雇用の危機が進んでいます。当社も売上、利益ともにマイナスが二期続くという状況を挽回することが今のところできません。

 今年度より社長に就任し、社内外の多くの皆様に支えていただきながらも、皆様に明るい内容で新年のご挨拶が出来ないことを申し訳なく思います。この状況を何としても乗り越えるために、今あるものを当たり前と考えず、もの事が分かり、つながりを考え、目の前の現象だけに捉われず、背景や本質にあるものをつくり出し、問題や矛盾と闘ってゆきます。
 そのために経営基本方針である「教育立社」「門戸開放」「自力実行」の考え方を柱に、大宝が30年以上かけつくりあげてきた学ぶ文化を大切にし、浸透させる努力を続けなければなりません。

当社は社員が学ぶことによって社会的な存在としての自覚を持ち、人の役に立ち、主体性を発揮できるよう人間性を高め、経営理念の達成をしてゆくことを目指しています。

その考え方の全社員への浸透と、美しい機能、サーヴィスの向上に向けて、もっとスピードを上げ、お客様の問題や課題の解決に向けて貢献できる力をつけてゆきましょう。そして、商品やサーヴィス、新しい外部との縁を、人を通じてつくり、新しい種を生み育ててゆくことを進めてゆきます。
 私自身も学ぶことをせずに、この状況を乗り切ることは難しいと覚悟しております。お互い学ぶことを大切にし、仲間を増やし、自分自身や組織の問題を認めオープンにし取り組むことが第一です。

全社員が同士として仲良く力を合わせ、目標達成に向けて協力し合える体制を確立してゆきましょう。
 この一年、さらに厳しいお願いをする状況も生じてくると思います。自分たちの生活を守ってゆくのは、基本的には社員一人ひとりの考え方と行動にかかっています。

会社はその生活を守ってゆく場です。先行きが見えない中、自分たちが支えたいと本氣で思い、またそう思える会社をつくり、自分と家族とみんなのために、事故防止に最大の努力をし、皆で学び力を合わせ将来を切り開いてゆきましょう。
 最後になりましたが、皆様のご多幸を心より念じています。
 

 


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