今日、10年前に役員を退任された方が、久しぶりに会社におみえになりました。
51歳の時に金融機関から大宝にみえられ、約10年間在籍されました。
その方が「大宝に入り、ものの考え方を勉強させてもらって、本当に良かった」と言ってみえました。「それ以前のように業務知識は勉強しても、ものの見方・考え方を学び身に付けなかったら、もの事をこんなにおもしろく捉えることは出来なかった。勉強は大事だ」と言ってみえました。みなさんも学んで、少しでももの事が分かるようになって下さい。
変化するから面白い
挑戦とは変化することです。今日発表したみなさんも、何らかの変化を起こしています。
自分自身や自分がいる環境に変化を起こすためには、学ぶことが必要です。
人間は毎月、給料を得るだけでは面白くありません。今まで知らなかったことを知り、分かるようになるから面白いのです。みなさんも、より意識して自分で考え変化を起こすことが出来るよう努力して下さい。
私が入社した昭和51年、大宝の売上は約13億円でした。
宇宙とは地上から100キロメートル以上のことを言います。大宝をロケットに例えると、当時の運輸会社としては「10億円を越す」という大きな目標に向けて第1弾のロケットが発射され、適切に打ち上がりました。
それから多くの方の努力によって第2弾が発射され、7年前に100億円を突破しました。
未知の世界に初めて入ったのです。
今は第3のロケットを発射する人たちにバトンタッチしながら勢いをつけたい時期ですが、外部環境などのマイナスの条件が重なり、宇宙から少し落ちてきています。
こうして勉強している皆さんが力を合わせロケットを上昇させ、もう一度宇宙に空間を安定して飛ぶように頑張って下さい。
もう一度言いますが、挑戦とは変化することです。何年大宝にいても、個人や組織に対して何の変化も起こすことがなければ、ただいるだけです。お互いに欲が深い割りには、まともに勉強する人は少ないのですが、勉強して損することはありません。
人間として大きくなろうと思ったら、もの事が分かるように学び、みんなの前で「お前は馬鹿だなぁ」と言われて喜べるぐらいになって下さい。
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