1月和合塾新年会 2013年1月27日(日)

刈谷市北部生涯学習センター

2月和合塾定例会 2月6日(水)

※今年の和合塾新年会は「真実を学び自己の人格を成長させ みんなのために考え行動しよう」をテーマに開催しました。

和合塾の原点である 塾是を、より深く心に落とし込める一年にしてゆきましょう。

1年で最も成長した、プラスの影響を与えた塾生投票」

上位5名による塾生発表


10票

黒川支店主任 Fグループ N K

 投票して下さった方には申し訳ないが、自分が成長しているのか分からない。

今年、前厄の40歳を迎えることと、自分の役割を意識し、約束を守ることへの決意として書初めに「やく」と書いた。

 昨年の目標は謙虚さと素直さを持つことだった。まだ人の話を素直に聞けないが、私に似たところのある息子を見ていて、自分の言動を反省したり、人からの指摘を「違う」と撥ね付けず、それも自分なのだと少し考えられるようになったが、まだ変化したとは言えない。秋には運動会の実行委員長を務め、副実行委員長の三小田主任と話す機会が増えた。もの事を何のためにやるのか、何を大切にするのか、自分とは違い、色々な見方、考え方があることを学んだ。

 これから自分の役割と責任をよく考え、実行してゆく。


13票

金山支店支店長 Lグループ 上杉 超治

 子供の頃から人前で話すことが苦手だった私は、雑談をしてもいつも受け身、話しても「何を言っているのか分からない」と言われた。

金山支店は本社と内線電話でつながっている。塾長から呼ばれて本社に行くと「何か面白い話はないか?」と聞かれる。

 初めの頃は「ちょっと忙しいので」と逃げていたが、自分のことや考えを相手に伝えられなければ、もの事は前に進まず、良い人間関係もつくれない。

自分を鍛える訓練だと思い楽しむことにした。

まず材料を得るために本をいっぱい読んだ。もの事を見たり聞いたりした時は、自分がどう感じたか、自分の考えを持ち、人に話すことを意識した。
 ある日、伊藤塾長から、私が社員に対して真剣勝負をしていないと指摘を受けた。

「(そんなにハッキリ言わなくても。こんなに頑張っているのに)」と思った瞬間、嫌な顔をしていたらしい。

本当のことを言われてふて腐れたり、相手に氣を遣わせるのは、精神的に幼い証拠だ。言われたことをやり、分かった分だけ少し素直になれる。逆に言葉だけ覚えて、それ以上考えない時は、少し誉められると威張ったり、目先の損得で行動し、自分にとって不都合なことは隠してしまう。

それによってかえって状況が悪くなり、人に迷惑をかけてしまう。

今年も学び続け、阿呆になれる努力をしてゆく。


15票

三好支店主任 Hグループリーダー 三小田裕美

 7年ぶりの発表で嬉しい。子供の頃から勉強が嫌いで、劣等感の塊だった私は、人と関係を持つことも避けてきた。

そんな私が和合塾をきっかけに学び始め、伊藤塾長から「学ぶことで何度も生まれ変わる」と教えていただいた。

それでも苦手なことから、すぐに逃げ、何か始めても中途半端にすることが多かった。

それで分かったフリ、やっているフリをしてごまかしている自分を変えたかったので、昨年は「 ばかの一つ覚え と言われるぐらい一つのことを継続する」と決めた。

和合塾のグループでは毎月のレポート提出を継続した。一人では出来ないことも、一緒にやる仲間がいるから継続出来る。

そして、いつも見守り励まし、力を貸してくださる人がいるお陰で今の私があり、やる氣も湧いてくる。多くの方に感謝している。
 今年も一つひとつのことを大事に考え、決めたことを途中で諦めずに継続してゆく。

学び合う友と考え実践し、出来ることを増やし、分かる次元を高め、少しでも信頼され人に役立つ人間になりたい。


17票

犬山支店 Jグループ O K

 昨年は楽しいことが多かった。

和合塾秋のレクリェーション(「和合塾での出会いと学び」をテーマに話し合い、大きな紙芝居を作成)の運営を頼まれ、最初は「また怒られるかも」と腰が引けていた。

やっているうちに自分は阿呆、強欲、小心の見本だと思え、発表が終わった時、胸のつかえが取れてスッキリした。
 業務では秋にお客様主催のドライバーズコンテストに出場し、準優勝出来た。

過去にトラック協会主催の全国大会に二回出場したが、意味も分からず有頂天になっていた。

 今回は真剣勝負が出来、一所懸命になれたことが財産だ。やっぱり私は大宝が好きなのだと実感した。
 私は長年虚勢を張ってきたが、大きいのは身体と声だけで、人一倍氣が小さくて臆病だ。

今まで本氣で怒ってくれたのは伊藤塾長だけだ。怒られたことにびっくりするだけでなく、何を、なぜ怒られたのか考え、自分の弱点を認め、今までみんなに迷惑をかけてきた分、学んで変化し、阿呆を隠さず素直な大澤でいく。


22票

犬山支店 Hグループリーダー 今井 鉄博

 入社した頃、横乗り指導をしてくれた先輩は愚痴が多く、運転中も「ばかやろう、こんな仕事やっとれるか」と一日中文句を言っていた。

その様子にあきれたが、自分も同じ事をやっていた。

そんな私が伊藤塾長と出会い多くのご指導をいただいたお陰で、両親や周りの人との関係を見直し、つながりが分かるようになってきた。

学ぶことは楽しい。自分を知ることは永遠のテーマだ。それが分からないと、何も始まらない。

昨年、義理の両親が無くなり、実の母が病気になるなど、身近なところで大変なことが起きている。

もし学んでいなかったら、自棄になって投げ出し、事故を起こしていたかもしれない。
 塾長と出会い拓いてもらった道を、広くしてゆくのは自分だ。私は日曜日に早起きして1時間半歩きながら、色々なことを考えている。1年経ちボロボロになった靴に感謝しながら、いつかこの靴との別れが有る。新しい靴と出合うまでに自分も成長していなければと思った。今日と同じ日は無い。いずれ私も死んでゆく。この世に生まれた小さな生命、胸を張って生きたい。もともと馬鹿なのだから、それを恥ずかしがるよりも、一日を大切にしたい。

今年も本をたくさん読んで、その本質を考える。愚直に努力し、とことんバカになって行動し、ものが分かる者同士、時には喧嘩しながら変化してゆく。


【 伊藤塾長の講話 】
 皆勤、精勤してくれたみなさん、ありがとうございました。

業務が終わった後の勉強会に、毎回参加するのは大変なことです。

先程、発表した今井さんと経営学習会で出会った頃は、何を言っているのか分かりませんでしたが、この8年で「ものを考える力」が大きく変化しました。みんなの前で恰好をつけず、「学ぶことは楽しい、本を読まないと何ともならない」と堂々たる話でした。
 人間は一所懸命評価を求め、乞食のようにうろうろします。他人からの評価は大事ですが、人生で大切なのは他者からの評価ではなく、自分がどのように変化したかです。

勉強が足りないと、もの事の本質が分からないので、実に見苦しい言動をとります。

「俺は義がある」と力む人に限って、目先の評価や得を求めて恰好をつけ、人に迎合します。これを「乞食の義」と言います。そういう人が集まっても、本当の力にはなりません。
 世界の経済状況が厳しい中で、座礁しかけた船を立ち直らせるには、それぞれが与えられた役割の中で、本氣になってものを考え業務を行ない、ミスやクレームを無くさなければなりません。何かをやろうと思ったら、寝ずに考えるぐらいの氣持ちが必要です。

自分たちの船、自分たちの城は、自分たちで守るしかないのです。

考えたことは言い、間違っていたら変えればいいのです。

この一年がみなさんにとって良い年になるよう、主体的に自主的に、プラスの条件を創り出す努力をして、おもしろい条件をつくり、「会社に来ることが楽しい」と言える人を増やして下さい。


2月和合塾定例会 2013年2月6日(水)

2月和合塾

【テーマ】   「 今年、私が挑戦してみたいこと 」


Lグループ

黒川支店 森田 和敏

 今年最初の挑戦は、3月の運行管理者試験合格だ。

今までのように「これぐらいでいいだろう」と甘く考えず、真剣に取り組む。

私は中身が無い、芯棒がないとよく指摘される。昨年、それをつくってゆこうと思ったが、少し誉められて分かった氣になり、途中で終わっていた。

 昨年7月の和合塾合宿後、伊藤塾長に面談していただいた。「森田は人から好かれたいか?」と聞かれ「はい!」と返事をすると、「どうしてだ?」と質問された。

今まで漠然と思っていただけなので答えられなかった。改めて考えてみると、まず自分の中身をつくり、人のことを好きになり、相手を思いやり、その人のために役に立ちたいと行動に移すことがなければ、誰からも好かれないことに氣づいた。
 教わったことを考え、実践し、もの事の判断が出来るようになりたい。

昨年は自分の役割と責任が果たせず、上司や仲間に迷惑をかけたので、今年はこの場で終わらせず実践する。


Lグループ

犬山支店 川口 信彦

挑戦とは戦いに挑むこと、自分の身を投じるぐらいの氣持ちで、もの事に取り組むことが必要だ。私は今まで、草むらに隠れ気配を消し、都合が悪くなったら逃げるということを繰り返してきた。自分の考えを出すことや、自分の言葉で話すことが苦手なので、話しやすい人、氣の合う人の後について迎合し、要領よくやってきた。
 二年前にトラックを降り配車業務を行なっている。業務に関わる色々な人を見て、今まで見えなかったことが多いと氣づいた。学んで知識を増やし、考える力をつけ、行動力に変えたい。まわりに目を向け、葛藤から逃げず、自分の素直な氣持ちを表現しながら仲間の無事を願う声掛けを行ない、支店の無事故を継続させてゆく。


Gグループ

金山支店 齊藤 彰大

 今、上杉支店長から声援(?)があったが、私が愛妻弁当を持ってくるので嫉妬され困っている(笑)。

その支店長が本社で修行をしてみえる間、私も時間の使い方を考えるようになった。

「日々の定型業務の他に出来ることはあるのか?」と考えると、ない。これまで「自分は阿呆だ」と発表しても、それ以上努力していなかったからだと氣づき、昨年に本をたくさん読むことからはじめた。

読んでいると知識の無さを実感するが、もっと知りたいと思うようになった。

若くして亡くなった両親の年齢に近づき、もの事が分からないままでは、本当にまずいと思ったからだ。
 長年、受け身で不都合なことは他人の責任にしてきた。教えていただいたことを常に考えることを怠ったことを申し訳なく思うと同時に、そんな自分が仲間に発信して、聞いてくれるだろうかと反省した。

このままでは前に進めず、良い関係も出来ず、迷惑な存在になる。

本質的なことが分からないから、人に氣を遣わせたり、嫌な氣を出してしまう。

それを意識しコントロールするために本氣で学び、苦しいことも楽しみながら、まわりの人に役立てる人間になりたい。


Hグループ

大高支店 今林  稔

 業務の都合で今日の発表が出来ないかも知れないと分かった時、一瞬ほっとしてしまった。社歴14年、ベテランの域にいる私が、ごまかして逃げることが仲間の足を引っ張るのだと反省した。半年前から倉庫業務を行なっている。同じ支店でも知らないことが多い。

多くのパートナー社員の方の力で業務が成り立っていて、人と人とのつながりが大事だと感じた。大切なことを伝えるには、もの事が分からなければならない。自分の指導力の無さを感じた。
 これまで配送の他に、内装や大型精密機械搬入などを、誇りを持って本氣で行なってきた。今、太陽光パネル設置の業務を行なっている。

一緒に携わっている柴田智弘さんから「やるなら本氣でやらないといけませんよね」と言われ、はっとした。

自分が責任者として業務や安全活動に取り組んでいた時のことを忘れ、要領で行なっていたのだと氣づいた。よく学び、自分の弱さを知り、変化する努力を行ない、自分の目標が見つけられるようにしてゆく。

 

鈴木たか子塾生のお話

 私が生まれたのは昭和32年、「戦後は終わった」と言われ、明日食べる物の心配をせず、人らしく暮らせるようになった頃だ。

昭和40年代に生まれた人は、経済成長の真っ只中で育ち、バブル経済に沸いた時代に社会に出ている。

このように自分が生まれた時代、親が育った時代で身につけた価値観の影響を受け、私たちは育ってきた。そして大宝では、色々な時代、家庭に生まれた人たちが一緒に働き、勉強している。

私は33年間に亘り伊藤塾長から指導をいただき、親が私に教え損ない、学校や先生が教えられなかった、人間として大事なことを教わった。それは人間になる、人間らしく生きるということだ。
 私の親の世代は多感な頃に戦争を体験し、十代半ばに終戦を迎えた。

戦争はいけないと、前日までと逆のことを教えられた経験が、人間の自由を束縛してはいけないという考え方につながったのだと思う。そんな親からの影響と自分の不勉強からの、自分勝手な思い込みで束縛されないことが自由だと思ってきた。

大宝に入ってから、人間らしくなり、人に役立つ生き方をするのも自由だと教わった。

また戦争はいけないことだが、なぜ戦争が起きるのか考えたり、学ぶことをせず、ぼんやり思っているだけでもダメだ。考え方を学ばない人間はもろく、考え導いてくれる人のいない組織は、もろい。「自分さえ良ければ」という考え方では長続きしない。自分もまわりの人も幸せになれる考え方を学び、実践してゆこう。
 私は今でも無意識にとっている言動に対して指摘を受けることが多い。指摘されると、すぐに怒り拒否して考えることをやめてしまう。強欲で小心ゆえに、そうしてしまうのだが、どうでもいいことにこだわり、大事なものを捨てている。自分は阿呆だと認め、人からの指摘を素直に受け止めて考え、られる謙虚さを身につけてゆく。


伊藤塾長講話

 今日、10年前に役員を退任された方が、久しぶりに会社におみえになりました。

51歳の時に金融機関から大宝にみえられ、約10年間在籍されました。

その方が「大宝に入り、ものの考え方を勉強させてもらって、本当に良かった」と言ってみえました。「それ以前のように業務知識は勉強しても、ものの見方・考え方を学び身に付けなかったら、もの事をこんなにおもしろく捉えることは出来なかった。勉強は大事だ」と言ってみえました。みなさんも学んで、少しでももの事が分かるようになって下さい。
 変化するから面白い
 挑戦とは変化することです。今日発表したみなさんも、何らかの変化を起こしています。

自分自身や自分がいる環境に変化を起こすためには、学ぶことが必要です。

人間は毎月、給料を得るだけでは面白くありません。今まで知らなかったことを知り、分かるようになるから面白いのです。みなさんも、より意識して自分で考え変化を起こすことが出来るよう努力して下さい。
 私が入社した昭和51年、大宝の売上は約13億円でした。

宇宙とは地上から100キロメートル以上のことを言います。大宝をロケットに例えると、当時の運輸会社としては「10億円を越す」という大きな目標に向けて第1弾のロケットが発射され、適切に打ち上がりました。

それから多くの方の努力によって第2弾が発射され、7年前に100億円を突破しました。

未知の世界に初めて入ったのです。

今は第3のロケットを発射する人たちにバトンタッチしながら勢いをつけたい時期ですが、外部環境などのマイナスの条件が重なり、宇宙から少し落ちてきています。

こうして勉強している皆さんが力を合わせロケットを上昇させ、もう一度宇宙に空間を安定して飛ぶように頑張って下さい。
 もう一度言いますが、挑戦とは変化することです。何年大宝にいても、個人や組織に対して何の変化も起こすことがなければ、ただいるだけです。お互いに欲が深い割りには、まともに勉強する人は少ないのですが、勉強して損することはありません。

人間として大きくなろうと思ったら、もの事が分かるように学び、みんなの前で「お前は馬鹿だなぁ」と言われて喜べるぐらいになって下さい。


HOME 前に戻る