和合塾も最終回が近づいてきました。
こういった集合教育の場で、もの事を広く知ってゆくことは大事ですが、どうしても他人事になってしまいます。
本当の勉強は自分にあった内容、やり方で行なう自己啓発ですので、これからも様々な形で学び続けて下さい。
「旗幟鮮明」という言葉の意味は、良くても悪くても自分が考えていることをはっきりと打ち出すことです。
最近は社内も世の中も旗幟鮮明にしない人、自分の失敗を上手にごまかし隠そうとする卑怯な人が増えています。
自分の無能さ、不都合なことを隠すために卑怯なことをするのですから、まともな人間関係や仕事が出来るわけがありません。
嘘を隠すために嘘を重ねる卑怯な人が、何人集まっても強い組織にはなりません。
昔から「善の悪はやめよ」と言ってきました。悪いことや失敗をした時、相手に本当のことを伝えずに「そんなこと、たいしたことないぞ」とごまかすのは善の悪です。
それを行なうのは仲間ではなく一味です。善の悪が組織にはびこると、一見仲良く見えても絶対に上手く行きません。
また最近、氣になることは報告や話しの中に「たら、れば」という仮説が多くなっていることです。
本当の仮説ではなく、その場逃れや責任転嫁のために使うのです。
自分の責任で何かをやろうと思うなら、意識して使わないようにしましょう。飯を食うためだけに大宝という会社が存在するのなら、ほとんど変化することはありません。
自分たちの会社を自分たちでつくってゆくという考え方を持って学び、みんなで仲良くケンカをしながら、良い組織にして行って下さい。
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