社会に出てからの人生最大の選択
選択には、好きなものをいくつも選ぶ(Choice)ではなく、一つを選んだらもう一方は捨てる(trade off)覚悟が必要です。そして、社会に出てからの人生で最も大切な選択は、「@学ぶか A学ばないか」です。「学校の勉強が嫌いだったのに、社会に出てからも勉強なんて」と思う人もいるかと思います。しかし、学んでもの事が分かる度合いを高くするから、幸せになる可能性が出てきますが、現在のレベルで良しとしてそれ以上学ばなければ、いくつになっても「もの事」が分からず、自分が幸せになるどころか、地獄を見る可能性が出てきます。
当社が「教育立社」を経営基本方針の第一項目に掲げ、勉強会を開催しているのは、社員の皆さんに幸せになって欲しいという愛情です。どちらを選ぶかを自分で決め、努力してください。学ばないという選択をした場合の結果も自分持ちです。
人間が成長するのは自分の中だけ
触発とは、違う要素や要因がぶつかりあったりして、融合しあうことによって、前と違うものが生まれることです。
性格的にも能力的にも同じ人はいません。違う人同士が自分の考えや思いをぶつけ合い融合させることで、従来にない新しいものが生まれてきます。小グループ活動がうまくいっているところのメンバーがどんどん変化していくのも、その一つです。
人間が成長できるのは、人間の中だけです。色々な仲間との接点を大事にしてください。大宝は直接金儲けにはならなくても、人間として生きていく上で欠かせないものを、意図して考える場が多く、不思議な空間、時空が作られているのです。
停滞から活性へのサイクル
誰にも挫折や停滞の経験があるはずです。そこから脱出するために「触発」が必要です。
「目ざめ」は成長の入り口
少し勉強しただけで没落していく人がいます。それはなぜでしょうか。
少し勉強して今まで知らなかった言葉を覚え、簡単な原則を記憶すると、「なるほど」と思いますが、これは「目ざめ」の段階で寝起きと同じ、まだぼんやりとした状態です。
成長のための第一歩にすぎないのですが、ここで「自分は分かった」「自分で出来る」という錯覚を起こすと、背伸びをし格好をつけ始めます。そして、学ぶことをやめ、自分の内面の奥底に残っている「未熟さや阿呆さ」に目を向けて掘り下げなくなります。もの事がうまくいかないことを人のせいにして、没落していくのです。ナポレオンがセントヘレナ島で最期を遂げるとき、「私の没落は誰のせいでもなく私自身のせいである」という言葉を残したと言われています。
自ら破滅の方向へ進んでいる時に救ってくれるのは、まともな人(自ら学ぶ努力をし続けている人)とのつき合いの中での触発です。「人は信用できない」「人間関係は苦手」という人は、その壁を乗り越え「触発」を受け入れ、幸せになれる方向で努力してゆきましょう。
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