今回はここ数年で、最も劇の得点が僅差だった。実行委員の皆さんも各支店もみんな一所懸命頑張り、全体としていい文化祭だった。
大事なことは一所懸命やることです。それが男(人間)を磨くこと、すなわち人間性を高めることにつながります。「俺は男だ」と言いながら、一所懸命やったことがない人は、いくら恰好をつけても魅力はありません。人をまとめ何かを成功させようと思ったら、自分の人間性の悪の部分(我欲、嫉妬、迷妄、憎悪など)を自覚し、コントロールしなければなりません。文化祭も仕事も安全活動も真剣にやれば人間性を高め、「人間力」を大きくすることが出来ます。人間力とは人を包み込む力です。
そして、一所懸命何かに取り組むと、自分の存在意義を確認することが出来、自分の名前を大事にするようになります。それが誇りを持つということであり、サムライの生き方です。この大きな流れを知らないと、いくら力んでも人間を磨くことにはなりません。各種イベントで責任ある立場に立つ人は、その期間人間として自分を磨くことが出来るという意味でも恵まれた人たちです。また、日頃の努力があるから、そのチャンスが巡ってくるのです。
自分を成長させる快感
人間の快感、快楽には
@
肉体的快感、快楽 おいしいものを食べたり、フーゾクに行って得る刹那の快楽など
A
物質的快感、快楽いい家に住み、いい車に乗るなどして得るもの
B
精神的快感、快楽一所懸命何かをやることで得られるもの
の三種類があります。いつも全部あれば幸せですが、そうはいきません。
@とAの快感を得るにはお金さえあれば大した努力はいりませんが、その快感は一瞬で消えてしまいます。一方、Bの快感は実際に時間をかけて努力しなければ得ることは出来ません。そうして得た快感は、長期に続くという特徴があります。
精神的快感、快楽を得た経験のない人は、肉体的・物的快感だけを求め続けます。浪費癖のある人や車だけに異常に興味のある人は、精神的な快感を得られないからこそ、他のことで補おうとするのです。これから世の中はますます嫌な時代になり、金儲けの為に人を喰いものにしようと、蜘蛛の巣を張って構えている人もいます。自分と家族と会社を守るために、学び努力することで人間力を高めてゆきましょう。
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