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原体験を成長につなげる
運動会当日までの約二ヶ月間、どれだけ自分の意志で参画し楽しめましたか?パフォーマンス部門で一位に輝いた中川支店の踊りは、よく練習されていて、手先のしなやかさ、腰の落とし方など、美しさと一所懸命さに感動し、思わず鳥肌が立ちました。また、金山支店総括を務めた吉本さんも、翌日「今までで一番楽しい運動会だった」と言っていました。
約二ヶ月間、目先の損得抜きで運動会を成功させるために熱中し、やりきった時の感動は、やった人にしか分からない幸せな「原体験」です。
今回の様な一所懸命取り組んだ体験や、他者からの指摘など外部からの刺激によって何かが分かると、今まで感じたことのない氣持ち良さがあります。しかし、そこで終わるとまたすぐに眠りに戻ってしまいます。その「目ざめ」を「氣づき」にするには努力と修行が必要です。自分にとって不都合なことも受け入れるには葛藤があり、痛みや苦しさも感じますが、学んだことを身につけ人生を楽しくするパワーに変えてゆくために、逃げずに学び前進しましょう。
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人生を面白くする極意
いつもは強欲で目先の損得ばかり計算している人も、運動会の期間中、自分の時間やお金を使いながら、文句を言わず熱中できるのはなぜでしょう。そこには人生を面白くするための極意が秘められています。
損をする(捨てる)ことと得ることは表裏一体です。たとえば運動会の準備期間中は、自分の役割に熱中し集中することで、自分の時間やお金やエネルギーを捨て、より次元の高い達成感や感動(=精神的な快感)を得ることができたのです。
日常で熱中できる何かを持てる自分を作らなければ、強欲でいつも得ることばかり求め、どうでもいいものが捨てられず、人間としてより次元の高い喜びを得ることはできません。その結果は自己成長がなく、愚痴や文句ばかりの人生です。
私たちは勉強会や運動会、文化祭、安全活動を通じて、生き方の勉強をしています。大宝は金儲けと生き方の両方を追求し企業経営を行なうという、類い希な会社です。様々な機会を活かし、学び自分自身を成長させ、人に役立つ喜びを実感して下さい。
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