6月和合塾定例会 6月7日(水)

テーマ

第30回大宝運動会を終えて

 

五月晴れ賞

三好支店 総括リーダー 高崎 和治

 「新しい風」を支店テーマに掲げ取り組んだ二月の文化祭は、タイムオーバーで減点となり、グランプリから最下位に転落。その風を消してはいけないと思い、今回はテーマを「嵐」に決めた。スタートは遅れたが、各リーダーが快く引き受け急ピッチで進めてくれた。準備や練習がいい雰囲氣の中で進められ、支店全体が盛り上がった。入社して七年で一番楽しかった。結果は惜しくも四位だったが、それ以上に得るものがあった。打ち上げ会も最高に盛り上がった。この勢いを次につなげ、自分も総括を支えられるよう頑張る。


総合3位

中川支店 副総括 西川 弘樹

 入社して2年。昔から人と接するのが苦手で、勝手に怖いと思うと壁を作ってきた。昨年は全社行事に関心が持てず、何も心に残らなかった。今回、副総括を指名され、自分が変わるチャンスにしようと、思い切って受けた。役割は果たせなかったが、みんなが協力的で嬉しかった。ずっとおもしろくて、終わった時、充実感があった。チャンスをくれた皆さんに感謝し、今後につなげられるよう、人と接し成長してゆく。 


総合3位

中川支店 総括リーダー 中島 弘幸

 ゴールデンウィーク中に連休を頂き、戻ってから運動会の練習に取り組んだが、不安と怖さがあった。自分が恐れていたのは、結果ではなく自分自身。リーダーの考えを自分の都合で否定し、相手を傷つけていた。 みんなのことが信じられず、人に近づくことを怖がってきた自分が情けなかった。それに氣づけた時、不安や迷いがなくなり、誰にでも声をかけられるようになった。業務を終え支店に帰るのも楽しくなった。チャンスをくれた上平総括と支店の仲間に感謝し、これからも自分のことを考え続け、新たな発見をしてゆく。


総合2位

本社  総括リーダー K T

 4年前にも総括を経験した。何も分からず、表現したいこともはっきりせず、パフォーマンスは最下位に終わった。当時は失敗を恐れ、やれもしないのに抱え込み、上手く行かないと被害者になりきっていた。  今回は自分から立候補した。毎日内心はドキドキだったが、リーダーを信じ頼ることができた。最後までくさらずにできたことが嬉しかった。自分を知らないから相手に踏み込めない。分かること、できることの幅を広げ、自分のことを伝えてゆく。


総合優勝

春日井支店  総括リーダー  I K 

 支店テーマは「一人はみんなの為に、みんなは一人の為に」。「絶対優勝!」を合い言葉に一致団結してきた。出陣式では子供の頃から親しんできた博多祇園山笠に挑戦し、本物に負けない迫力があった。準備段階で迷っていた時も、仲間が楽しく練習する姿に元氣と勇氣をもらった。テーマ通りに取り組むことができ、今回の結果につながった。  念願の優勝を果たした後、寄本安全委員が言った「勝って兜の緒を締めよ」の意味を深く考え、浮かれず業務や安全活動に取り組んでいく。


本部 部長

中川支店 M N 

 2月の文化祭で経営学習会同期生が、部長・副部長として活躍する姿を見て、格好をつけ被害者顔をしている自分を省みず、羨ましく思い嫉妬していた。今回チャンスをもらい嬉しいのに、恰好をつけ失敗したくなくて「無難に」という思いが強かった。そこで逃げず、みんなでいいものを作りたいと思いスタートした。部会には毎回全員が出席してくれ、みんながいて自分がいることが感じられ嬉しかった。以前はアドバイスをしてもらっても、攻撃されていると感じ落ち込んでいたが、今回は感謝できた。教えていただいていることを考え、やってみることの大切さを学んだ。これからもあたたかい人間関係を築いていきたい。


副実行委員長

三好支店 S K

 ものが分からないのに人から言われていることを受け入れず、「俺は頑張っている」と、自己満足していた自分に、変化のきっかけをいただいた。伊藤専務から「小心を細心に変えることを学べ」とご指導を受け、榊原実行委員長からは「一所懸命体を動かすだけではなく、人の氣持ちを考えることが誠意だ」と教わった。  相手の氣持ちが分からないから、何かを言われると「自分のことを嫌っている」「見下されている」と感じ、バリアを分厚くし、ますます自分や相手を分からなくしてきた。そんな自分を解放するために、自分自身から逃げずに学んでいく。


実行委員長

港支店 榊原 力

 「勇氣」をテーマに楽しく取り組むため、実行委員長としてどんと構え、みんなが考えてきたことを受け止めればいいと言われていたが、小心者の自分には難しく、しばらく苦しい日々が続いた。業務中に自分の責任について冷静に考えた時、思い通りに行かず腹を立てている自分の阿呆さと強欲さ、小心さにあきれ、なぜか涙が止まらず車の中で大泣きした。自分の小ささと弱さを認めたら氣持ちがすっきりし、翌日から人と会い話すことが嬉しくなった。  当日の朝まで天候が氣がかりで、ずっと空を見上げ雲を見ていた。二年前会場管理部長を務めた時は、終わったら嬉しくてニコニコしていたが、今回は淋しくて仕方がなかった。 次の目標を見つけ前進してゆく。


伊藤塾長のまとめ

1 原体験を成長につなげる

  運動会当日までの約二ヶ月間、どれだけ自分の意志で参画し楽しめましたか?パフォーマンス部門で一位に輝いた中川支店の踊りは、よく練習されていて、手先のしなやかさ、腰の落とし方など、美しさと一所懸命さに感動し、思わず鳥肌が立ちました。また、金山支店総括を務めた吉本さんも、翌日「今までで一番楽しい運動会だった」と言っていました。

 約二ヶ月間、目先の損得抜きで運動会を成功させるために熱中し、やりきった時の感動は、やった人にしか分からない幸せな「原体験」です。

  今回の様な一所懸命取り組んだ体験や、他者からの指摘など外部からの刺激によって何かが分かると、今まで感じたことのない氣持ち良さがあります。しかし、そこで終わるとまたすぐに眠りに戻ってしまいます。その「目ざめ」を「氣づき」にするには努力と修行が必要です。自分にとって不都合なことも受け入れるには葛藤があり、痛みや苦しさも感じますが、学んだことを身につけ人生を楽しくするパワーに変えてゆくために、逃げずに学び前進しましょう。 

2 人生を面白くする極意

  いつもは強欲で目先の損得ばかり計算している人も、運動会の期間中、自分の時間やお金を使いながら、文句を言わず熱中できるのはなぜでしょう。そこには人生を面白くするための極意が秘められています。

  損をする(捨てる)ことと得ることは表裏一体です。たとえば運動会の準備期間中は、自分の役割に熱中し集中することで、自分の時間やお金やエネルギーを捨て、より次元の高い達成感や感動(=精神的な快感)を得ることができたのです。

 日常で熱中できる何かを持てる自分を作らなければ、強欲でいつも得ることばかり求め、どうでもいいものが捨てられず、人間としてより次元の高い喜びを得ることはできません。その結果は自己成長がなく、愚痴や文句ばかりの人生です。

 私たちは勉強会や運動会、文化祭、安全活動を通じて、生き方の勉強をしています。大宝は金儲けと生き方の両方を追求し企業経営を行なうという、類い希な会社です。様々な機会を活かし、学び自分自身を成長させ、人に役立つ喜びを実感して下さい。


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