3月和合塾定例会 3月7日(水)

 3月和合塾 定例会

【テーマ】 「第23回大宝文化祭を終えて」


第3位

 中川支店 総括リーダー N M

 シナリオを書きたいと言ったら、「やりたいことがあるなら」と総括を勧められた。楽しかった学園祭を思い出し、役者や道具を作る人に自分が思い描くイメージを伝え、話し合った後は、その人の考え方、主体性を大事にしながら取り組んだ。

 入社3年目の私に大きな仕事を任せてくれ、自分たちの経験を伝えてくれる先輩が有り難かった。文化祭を終え、中川支店のみんなはすごいと思った。

私も出し惜しみをせず、新しい人たちに伝え、話し相手がいる楽しい支店、大宝をつくりたい。


第2位 

 本社総括リーダー  営業推進本部 久田 真澄

 2位という結果に心から喜べなかったのは、2ヶ月間自分の意がなく、総括なのに方向を示し、みんなのやる氣を引き出すことが出来なかったから。文化祭後にそれを指摘されても、素直に認めることが出来ず、ふて腐れていた。打ち上げの席でも明るく、鋭い指摘を受け、やっと自分の小ささが少し分かり、心の底から謝り感謝することが出来た。今後、自分の問題点と向き合ってゆく。


グランプリ

犬山支店 総括リーダー 松野 勝美

 支店念願のグランプリを、やっと手にすることが出来た。スローガン、ポスターデザイン共に自支店の仲間の作品が採用され、良いスタートを切った。早めに準備を始めたが、シナリオ完成に時間がかかり、何度も手直しを行なった。役者の人たちは役柄を考えながら一所懸命楽しく練習してくれた。新しい人に楽しんでもらいたいと任せた道具作りに、手を出しすぎた点が反省。

  劇の中で描いた「迷妄駅」は、私たちの日常に存在している。学び、目覚め、氣づき、意識し、自覚することで、「地獄行き」の特急列車ではなく、「元の世界行き」の列車に乗れるようにしてゆく。

 

 広報部部長 中川支店 渡邉 泰也

 広報部長の話を頂き、年始の書き初めに「挑戦」と書いたこともあり、断り切れなかった。今まで色々な役割を頂き、自分なりに一所懸命やったが、本当に楽しかったかと聞かれると自信がなかった。

 今回、楽しくて心に残る文化祭にしようと、「みんなが主役」を広報部のテーマにした。恰好をつけず分からないことは素直に聞き、「助けて下さい」と言えるように心掛けた。実際に頼むとみんなが力になってくれ、「ありがたい」「楽しい」と思えた。

  文化祭後、本社に行き伊藤専務から「楽しかったか」と聞かれ、すぐに「ハイ」と答えると、「今まで、 出すこと=損 と思っていた渡邉が、なぜ今回は楽しかったのか考えてみろ」と宿題を頂いた。今までの私の行動のモノサシは、目先の計算と損得勘定。初めてそれ抜きで新しいことに挑戦できた。以前、選択とは トレードオフ だと教わった。「やる」と決めたら、目先の計算、損得勘定を捨て、腹をくくって挑戦する覚悟がいるのだと実感でき、楽しかった。

 

 副実行委員長  黒川支店 成田 克也

 自分たちで決めたテーマは「ありがとう」。日頃、モノをもらったり、食事をご馳走になったり、忙しい時に手伝ってもらった時は言える。しかし、間違った自分に指摘し注意してくれた人には、「言われなくても分かっている」と反発し、素直に「ありがとう」と言えない。自分の考え方、行動のズレに氣づかせてもらえることに感謝出来る自分でありたい。

  文化祭の翌朝、支店の休憩室に文化祭の写真が引き伸ばして貼ってあり、「黒川支店グランプリおめでとう!」と書いてあった。総括の堂園さんの「結果はともあれ、氣持ちはグランプリだよ」という言葉に感激した。支店の変化が嬉しかった。皆の協力があって成功した文化祭。多くの方に感謝出来た。これからもっと自分を表現してゆく。

 

 副実行委員長 本社情報システム室 K T

 数年前の自分であれば、こんなチャンスは巡ってこない。

今回、挑戦し自ら楽しめたことが嬉しい。名前しか知らなかったメンバーと、一緒に文化祭を創り上げてゆく不思議さと楽しさを実感した。短期で事に集中すると面白い反面、自分の欠点もよく見えた。全体を描けず自分の中にイメージできないことは、相手にも指示できない。なのにうまくいかないと被害者意識が湧いてくる自分に力不足を感じた。  最近、伊藤専務から頂いた宿題は志について考えること。「関係ないと思っているだろう」と言われ、与えられた枠の中でしかやっていない自分が悔しかった。これを課題に、自分でやることを意識していく。

 

 実行委員長 中川支店課長 H Y

 様々なご縁から頂いたチャンス。「ありがとう」のテーマがすぐ浮かんだ。実行委員と各支店の皆さんのやる氣を引き出し、方向を示すため工夫したのは次のこと。支店で参画できる人を増やすため、最小限の実行委員で助け合う。短期で集中するため、ポイントとなる期限を設定し、情報はいち早く伝える。記念の文化祭になるよう、プログラムに総括と主役の名前を載せる工夫など。

  初めて採点する側で劇を観た。各支店からのメッセージと現状が伝わってきた。普段人前に出るのを恥ずかしがる人が、一所懸命演じる姿に感動した。

日頃、「やらない」という選択をしているから面白くないのだと氣づいた。

色々な人にチャンスを頂ける大宝に感謝し、今後も学び楽しいと思える次元を上げていく


伊藤塾長のまとめ

 1 楽しくないのはケチだから

 全支店が現在持てる力で精一杯取り組み、氣持ちの良い文化祭でした。

年齢から言うと「いい大人」が、業務を終えた後、一から段取りをしてシナリオ、大道具すべて手作りの文化祭を行ない、多くの人が楽しめる会社は、大企業でもありません。このように与えられた短期の目標達成に向けては、支店でも全社でも力を合わせることができます。それを日常の業務に於いて活かせるようになったら、すばらしい会社になります。

  順位に関係なく、「楽しかった」と感じられることが大事です。日頃、生活の糧を得るための業務では、愚痴や文句や泣き言を言うのに、業務終了後お金にならないことを行なって、多くの人が楽しかったと言えるのはなぜでしょう。いつも目先の損得勘定をして、やる力があるにもかかわらず、損だと思ったら力の出し惜しみをすることを「ケチ」と言います。ケチであれば、何をやっても楽しくありません。成長したい、人生を楽しくし幸せになりたいと思ったら、目先の損得だけにこだわらず、力の出し惜しみをせず、何かに一所懸命取り組んでみましょう。

2 感動は関心から生まれる

 楽しさは実際に自分でやってみなければ分かりません。学ぶことも仕事も人生も同じです。中途半端なところで、ちょっと考えて「損だ。バカらしい」と思ってやらないから、面白くないのです。氣楽に考える材料を得ることができる場である和合塾の良さも、参加するから分かるのです。自分でここに来て話を聞き、日頃感じないものや、心に響くことが一つでもあれば幸せなことです。学ばなければ自分がケチだということすら認識することができません。

  楽しさはどこにも売っていません。自分で楽しくするためには、そのための方法を身につけなければなりません。それは関心から始まります。成田さんが言ったように、モノをもらう時の楽しさ、有り難さは長続きしません。

対象となる人やものに対する

関 心配 慮共 感愛 情感 動感 謝

ものを分からせてもらう有り難さが分かるようになると、学ぶことも人生も楽しくなります。

3 論理を学び自分を活かす

 人間は誰もが主観(自分なりの考え方)で生きています。しかし、それだけでものを考え行動していると、迷妄の世界に入ってしまいます。一度自分を突き放して考えてみる客観性=論理が必要となります。社会に出てから学ぶ、ものの見方、考え方を基に、論理的に自分を掘り下げることなく、「自分は正しい、情が深い、善人だ」と思っていても通用しません。元々持っている主観↓客観(論理)↓自分の言葉、行動としての主観↓さらに客観・・・という繰り返しの中で、主体性が生まれてきます。

  大宝には他社が簡単には真似できないことができる力があります。日常の中で互いに「楽しい」「ありがとう」と言える関係、組織風土を広げ深め、さらに活かしてゆきましょう。


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