1 楽しくないのはケチだから
全支店が現在持てる力で精一杯取り組み、氣持ちの良い文化祭でした。
年齢から言うと「いい大人」が、業務を終えた後、一から段取りをしてシナリオ、大道具すべて手作りの文化祭を行ない、多くの人が楽しめる会社は、大企業でもありません。このように与えられた短期の目標達成に向けては、支店でも全社でも力を合わせることができます。それを日常の業務に於いて活かせるようになったら、すばらしい会社になります。
順位に関係なく、「楽しかった」と感じられることが大事です。日頃、生活の糧を得るための業務では、愚痴や文句や泣き言を言うのに、業務終了後お金にならないことを行なって、多くの人が楽しかったと言えるのはなぜでしょう。いつも目先の損得勘定をして、やる力があるにもかかわらず、損だと思ったら力の出し惜しみをすることを「ケチ」と言います。ケチであれば、何をやっても楽しくありません。成長したい、人生を楽しくし幸せになりたいと思ったら、目先の損得だけにこだわらず、力の出し惜しみをせず、何かに一所懸命取り組んでみましょう。
2 感動は関心から生まれる
楽しさは実際に自分でやってみなければ分かりません。学ぶことも仕事も人生も同じです。中途半端なところで、ちょっと考えて「損だ。バカらしい」と思ってやらないから、面白くないのです。氣楽に考える材料を得ることができる場である和合塾の良さも、参加するから分かるのです。自分でここに来て話を聞き、日頃感じないものや、心に響くことが一つでもあれば幸せなことです。学ばなければ自分がケチだということすら認識することができません。
楽しさはどこにも売っていません。自分で楽しくするためには、そのための方法を身につけなければなりません。それは関心から始まります。成田さんが言ったように、モノをもらう時の楽しさ、有り難さは長続きしません。
対象となる人やものに対する
関 心→配 慮→共 感→愛 情→感 動→感 謝 |
ものを分からせてもらう有り難さが分かるようになると、学ぶことも人生も楽しくなります。
3 論理を学び自分を活かす
人間は誰もが主観(自分なりの考え方)で生きています。しかし、それだけでものを考え行動していると、迷妄の世界に入ってしまいます。一度自分を突き放して考えてみる客観性=論理が必要となります。社会に出てから学ぶ、ものの見方、考え方を基に、論理的に自分を掘り下げることなく、「自分は正しい、情が深い、善人だ」と思っていても通用しません。元々持っている主観↓客観(論理)↓自分の言葉、行動としての主観↓さらに客観・・・という繰り返しの中で、主体性が生まれてきます。
大宝には他社が簡単には真似できないことができる力があります。日常の中で互いに「楽しい」「ありがとう」と言える関係、組織風土を広げ深め、さらに活かしてゆきましょう。
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