一、人は学ばなければ惚れられない
今日は西春支店の深田主任の59歳の誕生日です。何もありませんが、皆の拍手でお祝いしましょう。今日は開始時間には会場がほぼ満席になりました。
これだけ多くの人の前で発表の機会をもらうのですから、発表する人は、もっとまじめに考えて来なければなりません。
今日一番面白かったのは、大澤さんに対して大高支店の合浦さんが「言われたことぐらい、やれよ」と言った話です。
学びの一番単純な公式は「学び=考える×やる」です。
和合塾に参加するだけで、その後何も考えず、行動しなければ学びになりません。新年会で約180名に渡しているメッセージも、自分自身について考える材料です。
言われたことをやるかどうかは、相手に惚れているのか、もらうだけなのか、本当に自分が変化成長したいと思っているのかで決まります。和合塾に来るにもエネルギーが必要です。そこで得た材料をもとに考え、実践する人と、来るだけの人では、最終的に生む結果は全く違います。
「惚れる」とは見返りを考えず相手の役に立ちたい、相手の魂に近づきたいと思うことです。対象は異性だけではなく、人間や考え方、会社など色々あります。
しかし、自己中心的でエゴむき出しの人は、自分以外の人に惚れることはありません。日頃、学び接する中で考え、何か行動するから方向性が見つかり、誰かに何かに惚れることが出来るようになるのです。
二、学びはありがたい
皆さんは今、大宝で働き生計を立てています。
なぜできるのでしょう。それは学校で読み、書き、計算を学んできたからです。
最低限の基礎学力がなければ仕事も出来ません。全世界(約70億人)の識字率(15歳以上で母語による日常生活の読み書きが出来る人の割合)は約75%と言われています。約17億人は学ぶ機会と余裕がないため字を読むこと、書くことが出来ず、それができないことが負のサイクルとなって最貧の生活を強いられています。私たちには学校で学ぶ機会があったから、今日の生活があります。そう考えると「学ぶことは生きること、当たり前のこと」なのです。
しかし、読み、書き、計算は生計を立てるために必要な最低限の能力です。
大宝で和合塾などの勉強の場を設けているのは、メシを食うだけでなく人間としてまともな人生を送って欲しいと思うからです。
皆さんも「もう少し自分の人生を幸せにしたい、楽しく働きたい、良い人間関係を構築したい」と思うから、ここに来て勉強しているのだと思います。
その願いを叶えるために必要なことが2つあります。
人間の器を大きくし、自分の世界を拡げることが大事だと分かってくると、知的好奇心が生まれ自ら学び始めます。人生も世の中も甘くはありません。少しでも楽しい人生、充実した人生を送ることが出来るようにするには学ぶしかないのです。
世の中はより厳しく、悪くなる方向に進んでいます。それに少しでも歯止めを掛け、自分と家族、会社を守ってゆくため、やると決めたことを実践してゆきましょう。