8月和合塾定例会 8月5日(水)

 8月和合塾 定例会

【テーマ】 「塾長メッセージとつなげて考える」


E グループ

春日井支店 酒井 貴広

※伊藤塾長からいただいたメッセージ 

自己否定だけしてやるべきことをやらなければ何も変化しない

 昨年度まで安全委員総括の役割をいただいていた。最初、支店を良くしたいと思いスタートしたが、「こうしなければ」という理想の姿と「周りの期待に応えなければ」という思いだけが一人歩きし、うまくいかなかった。

自分自身、何ひとつ「やった」という実感が持てず、仲間にも迷惑をかけたことを反省している。

 私の弱点は「一緒にやろう」「助けてほしい」など、思ったことを人に素直に言えないこと。力がないのに恰好をつけ、「バカにされたくない」と、自ら心のシャッターを閉めてしまう。

相手や環境のせいにせず、自分自身を客観的に見ることが課題。

 現在、体調を配慮いただき、トラックを降り事務所で仕事をしている。

仲間と接する機会が多いので、明るい挨拶と氣持ちを込めた声かけなど、自分にできることを一所懸命やっていく。


Hグループ

大高支店  I M

※メッセージ
自分に対する厳しさが本ものの力を養う
 発表の機会にこれまでいただいたメッセージを読み返してみた。

6年前、安全委員やチームで行なう業務の現場責任者として、人に指示を出すことが多かったが、なかなか相手に伝わらないので、「相手が悪い」とイライラしてばかりいた。

そんな時「言葉はその人の頭脳を表わす」というメッセージをいただいた。言葉には意味がある。それを分かり自分に当てはめて考え、相手が分かるように自分の言葉で伝えるためには、学ぶしかないと思い始めた。

メッセージも言葉を甘くとらえず、「人間の器を大きくする・・・」とあれば「人間の器が小さい」と言われているのだと受け止めるようにしている。
 こうして学ぶことへの興味が湧き、自分が困った時には学び、好きなことや自分で「できる」と思うことはやるが、自信がないことはすぐにサボり、ごまかして逃げてしまう。

 今年のメッセージは「厳しさが足りない、甘えるな」という指導と受け止めている。今の自分に満足せず、5年後、10年後にどうありたいのかを真剣に考え、怖がらずに一歩踏み出し挑戦してゆく。


I グループ

本社 星野 一樹

※メッセージ

実力を身につけるためには人の見ていないところでも努力がいる

  学生時代、陰で勉強して良い成績をとる人をバカにし、「できないならできないで堂々としている方が、男らしくてカッコいい」と思っていた。

今思えば、それは怠けるための言い訳で、自分も好きなことでは負けたくなくて、陰で努力していた。

また、大工の棟梁をしていた祖父は、家に帰ると翌日使う道具の手入れを丁寧に行ない、「作業は段取り八分」が口癖だった。

 もの事が分かるようになるため、人が見ていないところでも努力することが、その段取りに当たると思う。

分かったふりをして言葉を発するだけでなく、意味を理解し自分がやっていることとつなげて考えてゆく。

また、「忙しい、時間がない」と本を読むことから逃げず、小さな積み重ねをバカにせずやり続けてゆく。


L グループ

春日井支店 長池 清吉

※メッセージ

学ぶことが面白くなれば必ず実力がつく

 37歳の誕生日に、グループリーダーである三好支店の山田主任から、和合塾発表というプレゼントをいただいた。

3年前の事故をきっかけに、自分について考えられるようになり、少し変化できた自分が嬉しいと思いながら、今もすぐに目先の損得で行動してしまう自分がいる。

 半年ほど配車見習いをさせてもらっているが、「何のためにやるのか」があいまいになり、必要なことも相手に強く言えないことがある。

様々な場で考える材料をいただいているが、考えることで自分が辛くなるのではないのかと思ってしまい、考えることを避けている。

 まずはそこから脱出し、自分の役割と責任について考え、実行できるように学んでゆく。

 

鈴木常務のお話

1.塾長メッセージの意味

 和合塾は「縁あって大宝の社員になった塾生が、自分の人生を大切に生きて欲しい」という伊藤塾長の志によって、27年前に始められました。

その前には泡影塾も始まっていますが、どちらも「人間としての生き方」「ものの見方、考え方」を学び身につけてゆくことがベースです。

また、それがなければ、自分を活かし人や社会に役立つ「業務」や「会社」を生み出すことはできません。

 毎年、新年に伊藤塾長が塾生に下さるメッセージは、一人ひとりに対し、師と弟子の人間としてのつながりをつくっていただいています。そして、それは人生を幸せにするための考え方と行動の指針です。

2.和合塾で学ぶこと

 和合塾の塾是は「我々は真実を学び、自己の人格を成長させ、みんなのために考え行動します」です。

私たちはそれを実践するために、和合塾で学んでいます。「真実」とは、どんなに時間が経過しても、誰にとっても変わらないもの、それはどんな人も必ず死ぬ。

生命に限りがあるということです。

そして生きている間、色々な人やものごとにお世話になり生かされています。その生命をどのように活かし、どんな関係をつくってゆくのかが重要です。
 「人格を成長させる」とは、学ぶことで自分自身を深く知り、悪玉の人間性(我欲、嫉妬、迷妄、憎悪)よりも、善玉の人間性(愛情、理性、知性、感性)を大きくすることです。それが自分を成長させ、人に役立つことができる力をつけます。

そして、この二つを実感できることが、人間にとって何よりの喜びです。
 人は学ばないと「野蛮人」のままです。

目先が楽で、苦痛を感じなければ良いと、本能のまま生きようとします。

「野蛮人」とは、経済的に貧しいとか文明が行き届かないところで暮らしているということではありません。

和合塾の塾是にあるようなことを考えもせず、身につける努力もしないことです。

そういう人間同士は仲良くすることはできず、誰も幸せにはなれません。世の中は経済的に競争や格差が激しくなり、人の心が疲れています。

その中で人間として自分と家族と大宝を守ってゆくには、自分を律してゆく「規律」と「倫理観」が必要です。

一定の約束を守ると同時に、人間としてやってはいけないことをしない人間性を高める努力をしてゆきましょう。

 学ぶことで得ることができるものの一つが、考える自由です。私たちは自分の頭の中にある材料と方法でしか、ものごとを考えることはできません。自分が知っていること、分かっていることが「ちっぽけだなぁ」と氣づき、学び、考える材料を増やさないと、いつも小さな範囲で思考を縛られ、行動を縛られ、自由になることができないのです。自分と家族とまわりの人を幸せにするために、氣づいたことからできるようにし、お互いに触発し高め合いましょう。

3.いただいたメッセージを活かそう 

 私が入社してから伊藤塾長にいただいたメッセージは29枚です。

この機会に私は伊藤塾長からいただいた10年分のメッセージを紙に書き出してみました。

過去から現在の自分、そして未来に向けて、幸せになれるよう、「こういう力をつけよ、お前ならできる、勇氣を出してやってごらん」という塾長からの愛情を感じ、涙が出てきました。

それが分からず、できていない自分を責められているように感じ、心のどこかで逃げていたことを申し訳なく思いました。

お互いにいただいたものを整理し、自分の現状や自分の進んで行く方向、自分に欠けているもの、埋めてゆかなければならないものを具体的に実践し、自分の生き方につなげてゆきましょう。


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