3月和合塾定例会 3月10日(水)

 3月和合塾 定例会

【テーマ】 「第26回大宝文化祭を終えて」


第3位

 港支店 総括リーダー S M

 総括リーダーを頼まれ不安だったが、安全委員が協力してくれる姿勢に心を打たれ、中途半端では皆がついてきてくれないと思い、氣持ちを切り替えた。

上手くいかず投げ出したくなることもあったが、仲間が声をかけ助けてくれた。

 前日のリハーサルが思い通りにいかず不安だったが、本番では練習以上の演技が出来、結果は3位。嬉しかった。

 感謝の氣持ちを大切に、今回学んだことを業務や安全活動に活かしてゆく。


第3位

車輌部 総括リーダー  江藤 博信

 不況のため前職を失った時、求人広告を見て「この会社、車を修理に出した時の対応が良かったよ」の妻の一言が縁で入社。

50半ばで拾っていただいたことが嬉しくて、慣れない業務も必死だった。

文化祭や運動会、まるで学校のようだと家で話しながら、夫婦で勉強になっている。この3位は港支店と車輛部全員が頑張った結果。

皆に迷惑をかけてしまったが感謝している。「難のない人生、何もない人生。難のある人生、素晴らしい人生」を胸に前進してゆく。


第2位

中川支店 総括リーダー  O K

 各リーダーに任せられず口ばかり出し、途中で「黙っていてくれ」と釘を刺された。「木ではなく森を見よ」のセリフは、目の前にあることだけにこだわり全体が見えない私自身の課題だと感じた。

また、得意なところでは口を出し、不都合な時はすっと引いてしまう弱さにも氣づいた。総括として全体を見ることで、日頃も同じことをしていると反省した。

自分自身と向き合い、相手を信じ、活かしあえる関係を作ってゆく。


グランプリ

四日市支店 総括リーダー 小野 友良

 毎年、最下位に近かったが、後藤さんのシナリオと松田支店長の熱血指導により、上位入賞を目指した。

グランプリを受賞することが出来、同じ方向に向け力を合わせ、一所懸命努力すれば成果は出る、「やればできる」と自信と勇氣をいただいた。

そして、大宝の社員であることに誇りを感じた。劇で描いた通り、遅すぎることはない。氣づいた時がスタート。

今後も仲間のために何が出来るのかを考え行動してゆく。

 

副総括 後藤 孝教

 シナリオに挑戦するのは2度目。

昨年10位のリベンジを誓い、早くから書いていたシナリオ3本から絞り込んだ。

松田支店長から指導を受けながら何度も書き直した。「こんなもんでいいだろう」と妥協しそうになった時、「シナリオが全て。そこで手を抜けば皆の努力を無駄にする」と厳しく叱られた。おかげで等身大の内容に仕上げることが出来た。

 支店全員で、お互いを信じて任せ努力することの大切さと面白さを学んだ。

 

 

 副実行委員長 犬山支店 稲垣 弘美

 副実行委員長のチャンスをいただいた時、先頭に立ち人に指示を出すのが苦手なので返事に迷ったが、昔から得意なことは進んでやり、苦手なことは自ら避けてきたのだと思い、引き受けた。

 小学生の頃、先生から言われた「間違うことを恐れるな」という言葉を思い出し、自分の役目を考えながら、楽しんでやることが出来た。

 当日、文化祭が終ったあとの皆の笑顔が最高だった。苦手なことから逃げ「らく」をするほど苦手が増える。

 一所懸命やった達成感や皆の笑顔が、苦を楽にするのだと実感した。

日常の支店の中でも考え実行し、仲間を増やしたい。

 

 実行委員長  本社総務部 星野 一樹

 私の欠点は上手くやろうとして変に恰好をつけること。

部長会のメンバーが一所懸命やっているのに、目先のことばかり氣になり口を出し、思い通りに行かないと一人で焦っていた。

いつも笑顔でゆったり構えている稲垣さんに助けられた。

途中で本氣になればなるほど面白く、周りのことがよく見えて、ものごとを楽しむことが出来るのだと氣づいた。

文化祭の実行委員長は、短期間でゴールがはっきりしている。自分の人生を率いて行くのは自分。原理原則を学び、目標を見つけ本氣で取り組んでゆく。

 

教育部 課長 K M

 約2ヶ月間、実行委員会も各支店も準備や練習に一所懸命取り組んだ分だけ、楽しさや感動がある。

その余韻が残っている間は元氣だが、1ヶ月もするとまた元に戻ってしまう場合が多い。それは個人にとっても大宝にとってももったいないこと。

なぜ大宝文化祭をやるのか考えよう。結果がグランプリだった、最下位だった、というのは「水面」(現象面)のこと。その奥にある「水流」(背景)と、その流れを作っている「水底」(本質)が大切。
 水流と水面を作っている元(水底)は、大宝の理念と精神、そして、それを作り育てている人の志。私たちが自ら学び、考え、判断し、実行し、その結果に対して責任を持てる「現代のサムライ」になり、人間らしく主体性を持って生き活きと働くことで、お客様や社会に役立つ安全でより質の高い物流サービスを提供でき、社員と家族が幸せになり、会社も発展する。

和合塾などの勉強会、全社で取り組む安全活動、運動会、文化祭などはその力をつけるためにある。
 業務における支店内外での協力、安全活動もすべて同じ。それを「面白い」と思って取り組む人の数を増やし、質を高め、自分と仲間を活かす活動をすることで、一人ひとりの変化・成長と組織力の向上につなげ、戦に勝てる組織をつくってゆこう。
 今年は家族や仲間との絆をテーマにした劇が多かった。絆とは「つながり」であり「一体感」。もの事のつながりや意味を分かり、自分のエゴを知りコントロールすることで絆を結び、大切にしてゆこう。


伊藤塾長のお話

文化は独自性 独自性を失った組織は魅力を失い亡びる

 文明が普遍性(他にも広く共通すること)のあるものであるのに対して、文化は独自性です。

つまり大宝文化祭は大宝の独自性を発表する場であり、文化の度合いを示すバロメーターです。

文化祭が26年続くのは立派なことですが、厳しい目で見ると、この10年間は成長がありません。順位は何位でもかまいませんが、今回も全体のレベルはそんなに高くありませんでした。
 大宝の文化度が落ちてきているというのは悲しいことです。

なぜならば個人も組織も独自性がなければ誇りが持てず誰からも評価されません。他の物流企業と違う文化、独自性を持っていなければ、お客様から必要とされないのです。

今は物もサービスも値段の安い方が選ばれる時代です。

日本の一人当たりGDP(「国内総生産」を、その国の人口で割った値)は、10年前までは世界3位でしたが、今は19位と下落しています。

この勢いはもっと加速すると思われます。時代がより厳しい方向に進んでいることを頭に入れ、なるべく借金をしないなど、自分の生活を守る努力をして下さい。

大宝文化の礎 

 大宝の文化の礎(それがないと物事の基礎が固まらない、大事な事柄)は、経営基本方針=「教育立社」「門戸開放」「自力実行」です。

まともに学ぶ人間が減り、生活の糧を得るための自分の都合だけで会社に来るようになれば、独自性はなくなり、お客様は離れてゆきます。
 経営基本方針は深く考えると、どれだけでも学ぶこと、やることがあります。

変化成長したいと思うならば、もっと真剣に学び身につけて下さい。

学んで人格、能力が高まった分だけ、自分のやりたいことが見つかり、やろうという情熱と使命感が湧いてきます。

 誇りが持てる個人と組織を目指し学んでゆきましょう。


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