文化は独自性 独自性を失った組織は魅力を失い亡びる
文明が普遍性(他にも広く共通すること)のあるものであるのに対して、文化は独自性です。
つまり大宝文化祭は大宝の独自性を発表する場であり、文化の度合いを示すバロメーターです。
文化祭が26年続くのは立派なことですが、厳しい目で見ると、この10年間は成長がありません。順位は何位でもかまいませんが、今回も全体のレベルはそんなに高くありませんでした。
大宝の文化度が落ちてきているというのは悲しいことです。
なぜならば個人も組織も独自性がなければ誇りが持てず誰からも評価されません。他の物流企業と違う文化、独自性を持っていなければ、お客様から必要とされないのです。
今は物もサービスも値段の安い方が選ばれる時代です。
日本の一人当たりGDP(「国内総生産」を、その国の人口で割った値)は、10年前までは世界3位でしたが、今は19位と下落しています。
この勢いはもっと加速すると思われます。時代がより厳しい方向に進んでいることを頭に入れ、なるべく借金をしないなど、自分の生活を守る努力をして下さい。
大宝文化の礎
大宝の文化の礎(それがないと物事の基礎が固まらない、大事な事柄)は、経営基本方針=「教育立社」「門戸開放」「自力実行」です。
まともに学ぶ人間が減り、生活の糧を得るための自分の都合だけで会社に来るようになれば、独自性はなくなり、お客様は離れてゆきます。
経営基本方針は深く考えると、どれだけでも学ぶこと、やることがあります。
変化成長したいと思うならば、もっと真剣に学び身につけて下さい。
学んで人格、能力が高まった分だけ、自分のやりたいことが見つかり、やろうという情熱と使命感が湧いてきます。
誇りが持てる個人と組織を目指し学んでゆきましょう。
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