9月和合塾定例会 9月4日(水)

9月和合塾 定例会

【テーマ】 「自分の考え方、行動のズレを知り認め、

                     互いに幸せになるために学ぼう 」


 Iグループ

大高支店  中山 喜弘

 今から10数年前、支店の管理者、事務職員、安全委員との宴席に呼んでもらい伊藤塾長と出会った。

業務で遅れて参加すると、いつも強面の先輩たちが嬉しそうにはしゃいでいたり、塾長がもの凄い剣幕で怒ってみえた。

 先輩から「あの人は相手の心が読める」と教わり、もっと知りたいと思うようになった。その後、県のトラックドライバーコンテストに出場し、応援に来て下さった塾長と知り合うことが出来、今も何かと氣にかけていただいている。
 それなのに先月の定例会で「小さな約束も守れない人がいる」と塾長から言われ、レポートを提出していない自分が恥ずかしくなり目を合わせることが出来なかった。

 力の限りエネルギーを戴いているのに、自分のために考えレポートを書くという約束を守れない自分が情けなかった。

 今の私は家族、仲間、お客様に恵まれ幸せだ。

その幸せを守ってゆくためにも、約束を守れる人間になる。


 Fグループ

金山支店  K K

 私は誰にでも自分の考えや想いをはっきり言える人になりたい。

日頃、自分にとって都合のよいこと、直接責任のないことは言えるが、自分に負荷のかかることや面倒なことは言えない。

また、人から嫌われ、イヤな思いをしたくないため、すぐ人の顔色を窺ってしまい、自分の考えを言わずに済ませようとしてしまう。

以前はそれを指摘されても、子供の頃から無意識にしてきたので、おかしいとも思わなかった。
 入社してから約8年間、人の話を聞いているふり、分かっているふりをしてきた。学ぶチャンスを戴いてもその好意が分からず断り、直後に交通事故を起こしてしまった。

 その後、和合塾や運動会、文化祭の運営などを通じて、自分の考え方のズレに氣づき、ちゃんと考えることが出来るようになってきた。

時々、氣づかない方が楽だったと思うこともあるが、今は大宝に入社して本当に良かったと思う。
 世の中はますます厳しくなり、家庭や職場での役割は変化しているのに、今の自分に満足し、何とか対応できると勘違いし、楽な方へ逃げているところもある。こうやって考えてみると、人にものが言えないのは、自分の考えが浅く想いも弱いからだと思う。

 すぐに逃げ出さず教わったことを自分とすり合わせて考え、変化に対応できる力をつけてゆく。


 Iグループ

港支店  H M

 私は自分の意見をハッキリ伝えられる人間になりたい。

安全委員として伝えたいことがあっても、学ぶことや日頃のコミュニケーションが不足しているので、話がしやすい仲間にしか言えない。

特に安全委員会など大勢が集まる場で、疑問に思い聞きたいことがあっても、もう一歩踏み出せない。「安全委員になって一年目だからまだ早い」と勝手に逃げ道を作っているが、小心者ゆえに分かったふりをしているだけだ。

分からないことは分かる人に聞き考えてゆくしかない。
 和合塾に入りIグループや他のメンバーとの交流が増えた。

会話することで自分を知ってもらい相手を知り、意見してもらいやすい関係を作り、考える機会を増やしてゆきたい。

支店では安全委員副総括を任されている。総括の佐藤さんを支えられる人間になりたい。

 まだ何をどうすればいいか分からない状態だが、これからが勉強。上司や先輩から教えてもらい、チャンスを活かし、自分の成長につなげてゆく。


 

常務取締役  S T

 7月後半から猛暑が続く中、大宝全員が頑張っている。

もうひと踏ん張りという時期に久しぶりの雨が降った。悪天候での業務を終え、こうして多くの仲間が集まっている。

昨日お誕生日を迎えられた伊藤塾長に対するみんなの想いが伝わってくる。
 私は長年、自分のズレが分からず生きてきた。

親や育った家庭での価値観が標準だと思い疑いもしなかった。

大宝に入社し和合塾でお話を聞き、今まで聞いたものと違う、もっと聞きたい、勉強したいと思った。

 学ぶ機会があるから自分が無意識に持っているものとズレを知り、互いを知ることが出来るのは有り難いことだ。

私たちは
 「知識の限界は思考の限界
  思考の限界は行動の限界
  行動の限界は成果の限界」
だと教わっている。
 ズレを知るとは、自分の知識と思考と行動の限界を知ることだ。

原理原則・知識を得るから、自分やまわりで起きている事に当てはめて考え、つながりを分かり、どうしたら自分たちが求める方向に行けるのかを考えることができる。また自分のズレに氣づき修正することができる。

知識として知っているだけで考えないと、自分や世の中と原理原則のつながりが分からない。

「あなたはズレているよ」といわれても、それ以上言われたくないために「はい、そうです」と開き直る。考えず認めなければ何も変わらない。

また、考えても行動に移さなかったり、行動をするだけで意味を考えなければ成果につながらない。

自分がどの段階で切れて、ズレているのか考えつなげてゆくことが自分の限界を破ってゆく。共に学んでゆこう。
 大宝の運動会や文化祭は、自分の考えたことを行動に移し試す場。

自分の意志を表に出し、人に役立つことの喜びを体感しながら、自分を活かし、大宝を活かすサイクルをつくることができる。

これまで34年かけて組織や一人ひとりの人格・能力の問題を乗り越えてきた。また、年齢や肩書きに関係なく「こういうものを創りたい」と考え、実行計画を立て、多くの仲間と協力して創り上げる喜び、それが評価された時の達成感は、お金では買えない。

そうやって自分が創った人間関係や作品がある分だけ、「自分の会社」だと思える。そういうものを創りたいという情熱を持った仲間を増やし、わくわく出来るおもしろい会社をつくってゆこう。


伊藤塾長のお話

 今日、港支店の中朝彦さんの息子一樹君から手紙をもらいました。

短い文章ですが心が入った手紙です。そういうことが分かるのは、人間が持つもっとも素晴らしい心です。

全社で運動会や文化祭を行なうのは、見えない心を見つけ、心で結ばれる関係をつくりたいからです。

今年も10月24日の第34回運動会に向けて準備が始まっています。

楽しみながら取り組んで下さい。
 皆さんは天動説と地動説を知っていますか?

太陽が東の空から昇って西に沈むのを見ると、地球は止まったままで、空に天体がび浮かぶ地球の周りを回っているように見えます。

昔の人も「地球は宇宙の中心にあって、太陽や月や星が、この地球の周りを回っている」と信じていました。(2世紀頃、プトレマイオスの天動説)

しかし、1400年ぐらい経ってから、ポーランド生まれの天文学者コペルニクスが「地球やその他の惑星が太陽の周りを回っている」と考え地動説を唱えました。当時は信じてもらえませんでしたが、17世紀にイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で木星を観て、太陽系の中で地球が自転し公転していることを発見しました。それはたった400年前のことです。
 私たちも学ばず、もの事が分からないと、自分が中心に世の中が存在しているという天動説のような思考になります。

自分が持っている知識と経験だけで「私は正しい」と信じて疑いません。

また、宇宙では何十億という星が昼も夜も動いているということを知らなければ、自分が見えないと「昼間は星がない」と平気で言っています。

そんな状態で仕事をしていると、周りの人から「それはおかしい」と言われても認めることが出来ず否定してしまいます。このような考え方を知識として頭の中に持たなければ、もの事を考えることは出来ません。
 人間性を高めるには学問をする、常識を知ることしかありません。

知識を学び、通常の常識を身につけることをしなければ、仕事の中で「考えよ、この問題を解決せよ」と言われても考える精神がなく出来ません。

考える力がなければ、言われたことすら出来ず、変化することも出来ないのです。自分が考え、言ったりやったりしていることが正しいかどうかということを徹底して追究するから面白いのです。
 明日の朝、明るい中で何十億の星があるのだと思って空を見ると、また違った見方が出来るはずです。

本来、学ぶとは楽しいことです。

氣楽にまじめな話をし、自分たちが「楽しい」と思えるものをつくり出すことで、一所懸命学び力を合わせ、組織の勢いを生み出して下さい。


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