11月和合塾定例会 11月10日(水)

11月和合塾 定例会

【テーマ】 「 第34回大宝運動会を終えて 」


 総合 第 3 位

中川支店  H Y

 総括は初めての経験で何も分からなかったが、「思うようにやっていいから」と勧められ2つ返事で受けた。

支店全体を見て内容を把握するようアドバイスを受けたが、焦ってしまい指示を出さずに自分が作り物を始めてしまうなどして、支店の皆に迷惑を掛けてしまった。みんなが協力してくれているのに、自分一人で背負いこみ、思うように進まなかった。

 この好成績は支店みんなのおかげだと誇りに思う。一人では何も解決できないことを実感した。

 もっと仲間にお願いして力を借りることが出来るようになりたい。


 総合 第 2 位

三好支店  宇佐美 慎一

 社歴2年で運動会総括という大事な役を任され迷ったが、何事も経験からだと思い引き受けた。

何をすればいいのか分からないのに人に頼ってばかりではダメだと思い、しばらく不安を抱えながら殻に閉じこもっていた。

仲間に相談を持ちかけ、やっと全体の流れが分かり、アドバイスを受けながら自らやることを心がけた。

 支店全体のエンジンがかかるのを心待ちにしながら当日を迎えた。

当日は総合2位という結果に驚き、頭が真っ白になった。

今回、積極的に助けてくれる人も、関係ないという感じの人もいたが、支店は家族だと思う。一人ひとりが成長していかなければならない。

 自分は小さな人間だが、次の活動につなげるためにも、想いを強く持ち学んでいく。


 総 合 優 勝 

四日市支店  葛原 博樹

 まずは当日、開会式の選手宣誓で極度の緊張のため大失敗してしまったことをお詫びしたい。

昨年の総合優勝に続き連覇することができ嬉しい。四日市支店は今、盛り上がっている。

松田支店長から勝つための戦略と方法を教わり、多くの仲間が素直に取り組んだ結果だ。

他支店の方からも「おめでとう。良かったね」と声を掛けてもらい嬉しいが、逆の立場の時、自分たちが素直に祝福できるかを考えると、まだ自信がない。

 これで満足せず、さらに上を目指し安全活動や日々の業務につなげてゆく。


 競技部 副部長

中川支店  中島 弘幸

 全社の運営側に立ったのは初めて。

最初に黒木実行委員長から「勝つというテーマに沿い、どの支店にも勝つチャンスがある競技を」という宿題が出た。競技を複雑にすることで、勝敗のポイントが変わると思い、練習が必要な「両手バトンリレー」や、力だけでなく作戦も必要な「時間差綱引き」などを考えた。

自分で案を持って会議に参加し、西春支店の谷川部長、大高支店の武田副部長と会議を重ねるごとに内容が進化していった。

色々な人の意見を聞き、自分では一面しか見えていないことに氣づいた。

より良いものを作り出そうと思ったら、一人で頭でっかちにならず、部員やみんなの力を借りなければならないことを学んだ。
 昨年まで読むこともなかった競技の説明文を作ることで、毎日本社から送られてくる朝礼メニュー、仕事があること、毎日洗濯された制服を着られることが当たり前ではなく、感謝しなければならないと思った。

真剣にもの事に取り組めば楽しいことを実感した。約2ヶ月間、悩みや辛いこともあったが、会議や運動会前日の設営、当日の嬉しかったこと、楽しかったことの方が心に残っている。

 そうなれたのも大宝に運動会があったからであり、チャンスをいただけたからだと感謝している。


 副実行委員長

金山支店  K K

 入社して10回目の運動会で副実行委員長のチャンスをいただいた。

最初の不安は、会議を重ね仲間の顔つきを見ているうちに消えていき、前向きな氣持ちで臨んだ。

当日は本部テントから全支店の入場行進、出陣式、パフォーマンス、競技を見ることができ、みんなの嬉しそうな、楽しそうな顔を見て感動した。

今までの自分は、全社行事だからと当たり前のように参加し、楽しんでいなかったと思う。日常の生活も同じだと考えると恥ずかしい。
 私は人と仲良く、楽しくやりたいと思うが、嫌われたくないと葛藤を避け、相手に合わせ無難にやり過ごそうとしてしまうところがある。

今回も同じようなことをしてしまい、それがかえって相手を傷つけ仲間の足を引っ張るのだと、支店で仲間から指摘されていることの意味が理解できた。

約2ヶ月間みんなと準備してきて無事終わり、部長会の打ち上げ会で最後に胴上げをしてもらった時、嬉し涙が出た。

一人ひとりと握手をしながら、安堵感とさみしさを感じた。

 引き続き「自分に勝つ」をテーマに、弱点を克服しながら日々の生活と支店での活動に活かして行く。「ありがとうございました」


 実行委員長

中川支店  黒木 信明

 「まず全社のみなさん、ありがとうございました。お疲れ様でした。」

近藤副実行委員長と一緒に、どうしたら全社に勢いをつけることができるか考え、運動会テーマを「勝つ」に決めた。

最後まであきらめず挑戦することが大事だと思い、競技内容は全支店に勝つチャンスがあるようにという要望を出した。各部の一人ひとりが考え、出てきたアイデアがどんどん形になってゆくことが楽しかった。

日頃、業務や安全活動で感謝が足りないから、目先のつまらないことで腹を立てていると指導されている。

 色々な人にお世話になり条件をつくってもらっていることが分かり、感謝できるようになってゆく。

 

 後 見 人

本社総務部  星野 一樹

 今回は実行委員長たちとテーマを考え人選するところから関わってきた。

みんなとどう接していけばいいのか不安もあったが、2月の文化祭で実行委員長として経験してきたことを活かし、今までの資料に目を通し全体を把握することから始めた。

 今まで知らなかった人と知り合い、知っていた人の違う一面を見ることが嬉しかった。短期間に同じ目標に向かい前進する時の勢いはすごい。

会議を重ね分からないことが分かり、出来ることが増えてくると、実行委員会全体に「成功させるぞ」という気迫とやる氣が出てくる。
 こういったイベントの時は誰かのために、何かのために役に立ちたいと自然に思えるのだが、日頃は自己中心で「自分のため」に行動することが多いことを反省した。

また、支店の人との交流を通し、自分自身を客観的に見ることが出来た。

 今回できた縁を大切にすると同時に、氣づいたことを自分の変化につなげてゆく。

 

伊藤塾長講話

 今年も全体として良い運動会でした。私が感激したことが3つあります。

長年、運動会で最下位が続いた四日市支店が20人ほどで連覇を果たしたこと。金山支店の小沢さん、落合さん、荒木さんなど嘱託社員のみなさんが、実行委員として嬉しそうに活躍し、大高支店の合浦さん、鹿角さんも一所懸命役割を果たしていてくれたこと。

競技部の中島さんが発表していたように「なるほどなぁ」と感じる競技が多かったことです。

実行委員会も各支店も、業務が終わってから準備や練習をするのは大変です。慣れて手抜きをするところも出てきますが、それをせず踏ん張ったところはイキイキしています。
 今回のテーマは「勝つ」でしたが、勝つことが「目的」か「目標」かによって全然違います。何でもいいから勝つというのは、勝つことが「目的」になっています。

昨年、最下位から優勝を目指した四日市支店はそうだったと思います。

これも立派ですが、勝つことを「目標」にして目先の計算ではなく、一つひとつのことに真剣に取り組み、支店の多くの人たちが戦いの中で何かを学んで身につけ、楽しむことができれば、たとえ結果が最下位であったとしても意味があります。
 「一人で上手にやろうと思っても上手くいかない。みんなの力を借りる条件をつくり、力を合わせることが必要だ」と、何人かの人が発表していました。

これが一番難しいのですが、それを可能にするのは、お互いに共感することです。

近藤さんが最後に嬉し涙が出たと言っていました。これは一緒に頑張った仲間からの「ありがとう」の氣持ちが伝わったからです。

これはやった人にしか感じられません。これから厳しい時代の中で大宝を救う一番の核は、社員同士がどれだけ共感できるかです。

状況が悪くなればなるほど人間はエゴをむき出し、ますます組織の状態は悪くなります。

間違った行動を取り厳しい指導を受けている人に対して陰で「そんなに氣にするなよ」と 善の悪 をしたり、自己保身のために無責任に相手に合わせ迎合する人も増えてきますが、それでは自分たちが乗っている船は沈んでしまいます。
 色々な行事を通して相手に対する配慮、共感、愛情について考え、身につける努力をして下さい。

お互いに自分が持っているすべてのものを捨てる「愛情」の域まではいけませんが、学んで修行を続けることで自分のエゴに氣づき、少しでもコントロールすることができれば、それは「共感」です。

 社内でもお客様に対しても、「配慮」し「共感」できる個人、組織を目指してゆきましょう。


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