月和合塾定例会 2011年1月16日(日)

1月和合塾 新年会

【テーマ】 「 自分の人生を自分でつくろう 」

 日本列島をすっぽり覆った寒気の影響で大雪が舞う中、153名が集まり

新年会を開催しました。

運営(A、Jグループ)挨拶、事務局挨拶に続き、「2010年和合塾皆勤、精勤賞受賞者」の紹介と記念品授与、12月の定例会で行なった「1年で最も成長したと感じる塾生投票」の結果発表と記念品授与の後、上位4名の塾生による発表が行なわれました。

和合塾「新年会 表彰者一覧」はこちらから


G グループ

金山支店 斎藤 彰大

 入社して23年、4年前から乗務職員に籍を置いたまま配車業務を行い、2年前に事務職員になった。

色々な人に助けられても、どう返せばいいか分からないと思っていたが、返すだけの人格・能力はなく、都合よく怠け格好をつけていただけだと氣づいた。

 昨年、運行管理者試験に合格し、氣持ちが吹っ切れ「やらねば」という気が湧いてきた。10年前にも変化するきっかけをいただき、この場に立っていたが「もう分かった」と錯覚し、指摘を受けても自分を正当化し相手を責めていた。

その後、都合の良いことにだけ耳を傾け、不都合なことや痛みから逃げながら、幸せになりたいと強欲を出していた自分が、相手が安心して近づけない関係を作り、周りに悪影響を与えていたのだと申し訳なく思う。

 毎朝、支店長と事務職員でまじめな話をする時間をいただいているが、知識がないために新聞や本を読む時間を意図的に作り、学んだことを自分の考えを入れながら話す訓練をしている。

アホ丸出しの自分を少し認めることが出来た分、楽になり、取り繕うためでなく前向きにエネルギーを使えるようになり、楽しくなってきた。

 今は人の話をまじめに聞くことと、自分から相手に近づくことを意識しているが、まだ自立できている訳ではないので、これからも学ぶスピードを上げ大切にしてゆく。お世話になっている人の氣持ちを裏切らず、自分とまじめに向き合い、学び、人との接点を大切に出来る泥臭い人間になってゆきたい。


Fグループ

金山支店 K K

 昨年は子供の進学や安全委員総括、運動会の副実行委員長など様々な節目とチャンスのお陰で色々なことを考え、行動でき充実した一年だった。

意識したことは相手に思いやりと関心を持ち感謝すること。長年、人に何かしてもらうと反射的に「ありがとう」と言うだけで、自分から人を助けることはなかった。妻からも「子供に関心を持って。家族に思いやりを」と言われていた。

そんな自分が事故を起こし、仲間から受けた指導や親切をいただき、学び始めたことがきっかけで、いつでも他者否定から始めるのではなく、自分に矢印を向け「自分が出来ていないから相手が言ってくれるんだ」と思えるようになった。

 相手のためを思うなら、痛いことも言わなければならないことも、支店の仲間との接点の中で氣づくことが出来た。

「人間関係を良くしたい。何でも話せるよう近づこう」と思っていても、当たり障りのない話で終わったり、芯がブレてしまう弱さがあるが、考え続けることで、前へ進んでゆく。


Dグループ

中川支店 黒木 信明

 今朝、小林支店長から「確かに成長した。ごまかすことが上手くになった」と笑われた。私は運動会や文化祭でみんなと色々なことをするのが好き。

昨年、運動会実行委員長のチャンスをいただいたことが自分にとって大きな変化だった。

今までは何かと理由をつけて逃げてきたため、チャンスも逃してきた。

 3年前に離婚し幼い子供たちの面倒を見ながら途方に暮れていた時、心配し支えてくれた支店長や松井主任、仲間のお陰で腐らず自分を反省することが出来た。人生で間違った方向に行きかけても、修正してくれる仲間がいる。

お世話になっている人たちに感謝し、今は離れて暮らしている子供たちと一緒に暮らせる条件を作ることが目標。

 人間として父親として恥ずかしくない人間になりたい。


Iグループ

本社 星野 一樹

 昨年、文化祭実行委員長の後、全社行事の後見人として関わってきたので、これは組織票かもしれない。

与えられたチャンスに乗ってきただけなので本物ではないが、今までのように表面を取り繕うのではなく、少しでも仲間と深く関わることを意識した分、嬉しいことや楽しいことがいっぱいあった一年であった。

 一年の初めに、「美しい人間になりたい」と思ってきたが、何が美しいのか分からず漠然としていた。

人と関わり合う中で自分のエゴに氣づき、戦って行くことが美しさだと思い、これからも目標にしてゆく。また、学ぶことが少し好きになった。

自分が変われば家庭も変わる。本氣で学ばないと自分の人生はつくれない。

 これから楽しいことを周りのみんなに伝えられる人間になりたい。

 

伊藤塾長講話

 本氣で学び続け、楽しくし、自分の人生をつくってゆこう

 毎年、同じことを言いますが昨年の定例会とイベントに皆勤・精勤されたみなさん本当におめでとう。

我々の業種でしかも現業に就いていて、業務終了後の勉強会に休まず参加するのは大変なことです。

私たちは社会適応能力を高め、人や社会に前向きな影響力を与え、役に立つ人間になるために学んでいます。

 今回のテーマである自分の人生をつくるためには、学ぶしかありません。それが分からないと、上っ面で上手にやって学んだつもりになります。そんなごまかしをしている人に対して、面倒を見て手助けしてくれる人はいません。

一年や二年頑張り現象面だけで評価されても、自分の人生をつくることにはならないのです。成長したと表彰されたみなさんも、これからが本当の勝負です。

自分が持っている良い条件を見つけて生かし、学び、人生をつくるという、学ぶサイクルをつなげてゆきましょう。

 誰もが「良い人間関係を作りたい」と思っています。

それを実現させるためには、次のことが必要です。

【成長、変化、成果を生む原則】

@思う
 思わなければ、何も始まりません。
A知る、考える努力
 「なぜ自分の人生を自分でつくってゆくのか?」と考え、努力しなければ、もの事は分からず、自分の人生をつくることは出来ません。

本氣になって自分が変化したい、所属する組織を良くしたいと思ったら、問題を見つけた時に本氣で怒ります。

いつでもヘラヘラ笑っている人は、自分さえ飯が喰えればいいのです。
B実行する
 実行しなければ絶対に実現しません。

失敗してもいいのでまずやってみましょう。
C念ずる=もの事を続ける
 念じなければ、もの事は絶対に継続出来ません。成長した塾生投票で5、6年続けて複数の仲間から支持を受ける人は立派です。

 「自分の人生を自分でつくる」とスローガンに掲げるだけでは、何の変化も生まれません。この4つのプロセスを踏むことで自覚化につなげてゆきましょう。

 

 人生は四苦八苦です。ボーっとしていて楽しいことがある訳ではありません。「楽しくする」努力が必要です。学んでもの事が分からないと、楽しくはならず、楽しくなければ組織に勢いは出ません。

もの事が分かることで、本当の楽しさを感じることが出来るように、まじめに本を読む、人の話を聞くなど日々の努力を積み重ね、今まで分からなかったことが分かるようになってください。

 

 私は大宝にお世話になり35年間で、「日本一挨拶が良い会社」「日本一事故の少ない会社」にしたいと考えてきました。

この2つは企業規模に関係なく、私たちの意志と努力で何とかなるからです。

 残念ながら今は言葉だけになっていますが、もう一度そうなれるよう支店や全体で考え、楽しい一年にしてゆきましょう。

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