グリーンハンド通信

教育安全推進本部 本部長 上杉 超治

GH通信2月

「 自身の未熟さに目を向ける・・。

                                      自身ののびしろに・・。」 


 先日、テレビ番組「秘密の県民ショー」で、京都の方の会話について紹介があった。

取引先との商談で、長々と雑談し本題に入っても要領を得ず痺れが切れてくる場面。

すると「ええ時計してはりますなぁ」と褒めるのである。

時計を見て時間をわきまえろという意味だ。

また「飲みやすい味噌汁ですねぇ」は、「ぬるい」もっと熱々の味噌汁にしろという意味だ。

相手に恥をかかせず氣付いてもらう心配りであるという。

私ならば、その言葉を額面通り受け取ってしまい、空氣の読めない人と思われるのがおちである。大げさであると思うが、中々理解するには難しく意思疎通が大変そうだ。

ものの言い方には、遠回しな言い方や冗談を含めて言うことなどがある。

そもそも相手との意思疎通が出来ていなければ、ややこしくなるだけで一方通行で終わってしまい事態の悪化を招きかねない。
「コミュニケーション」とよく聞くが、各々、捉え方も違い、それにより質も変わってくる。

互いに考えている事を伝え、理解したり共有することが意思疎通(コミュニケーション)だが、これには訓練が必要だ。
すぐに感情的になったり、投げやりな氣持ちや、拗ねてしまうなど、思う様にいかないことへの不満や不安感がそうさせるのだが、そんな時は自身の未熟さに目を向けることにしている。それが自身ののびしろになるからだ。


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