グリーンハンド通信

教育安全推進本部 本部長 上杉 超治

GH通信12月

「 自分の声に耳を傾け、

自分で選択し、新たな新年を歩んでゆこう。」 


 日本にもしっかり定着をしたハロウィン。

本来、お化けの仮想をして悪霊がもたらす災いを避ける意味があるが、日本では仮装を楽しむイベントとなっている。
仮装と言えば「欽ちゃんの仮装大賞だろ」と思うのは、私だけではないはず。

欽ちゃんの仮想大賞をイメージしてハロウィンに出かけたら、今の若者には引かれてしまうだろう。しかし、仮想大賞に参加する方々のアイデアや工夫、仲間との息の合った表現、全力で演じ切る姿は、おもしろさと感動を与えてくれる。

失礼な言い方になるかもしれないが「バカを全力でやる」ことに共感してしまう。
バカと言っても解釈が難しいが、バカが出来ずに窮屈(きゅうくつ)になっているようにも思う。「バカと思われる」「嫌われたくない」と聞くことがあるが、「利口であり」「好かれている」と思っているということだろうか?
周りの目を氣にしすぎるあまりに、心に鎧の仮装を着てしまい、自分の氣持ちに蓋を感じなくしてしまうことがある。
「バカを全力でやる」とは、背伸びをせず、恥ずかしいこと、心が痛むこと、今の自分を受け入れながら「等身大の自分で生きること」と思う。
難しいことかもしれないが、年に一度くらいは真面目に自分の人生を考えてみるには、ちょうど良い時季でもある。

自分の声に耳を傾け、自分で選択し、新たな年を歩んでゆこう。


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