グリーンハンド通信

教育安全推進本部 本部長 上杉 超治

GH通信3月

「昭和的サラリーマンを脱却する時がきた。 」


 企業や地域社会、芸能、政治、教育、スポーツ界など、あらゆる分野で、昔からの慣習や価値観があり良いも悪いも多くの人が受け容れ定着してきた文化があるのだと思う。

昨今、テレビや新聞に取り上げられている話題も、少なからず、多くの人がなんとなく無条件に受け容れてきた慣習や価値観があり、いつの間にか社会とのギャップをつくりだしてきたのだと思う。

「今日の常識は、明日の非常識である」と言う言葉がしみる。
先日、あるラーメン屋に入った。

壁には「この地で生まれ、この地を愛し」的な、店主の思いが込められたコラムが書いてある。こだわりのある店主なのだろうと思ったが、働く従業員は全て外国の方であった。
外国の方が悪いという訳ではない。

ラーメン店は「こうだ」という自分の思い込みとのギャップについ笑ってしまった。

先日入った蕎麦屋も同様だった。マクドナルドであればしっくりくる。これも勝手に刷り込まれた慣習や価値観なのだろう。
日本における外国人労働者は180万人。当然の姿である。

少子高齢化がもたらす人手不足と、コロナ禍を機に完全に潮目が変わったといえよう。

「昔はこうだった」「今まではこうだった」という昭和的サラリーマンを脱却する時がきた。

とは言え、枝葉と根幹をはき違えたはならない。


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