幼少期のころから、「原ちゃん」や「たけちゃん」などと呼ばれ可愛がられて育ってきた。
30代後半を迎えても未だ同じように呼ばれ続けている。
相手に嫌われたくないと一生懸命ヘラヘラして第一印象を良くしようと表面上だけを取り繕ってきた。果たしてこのまま年だけ重ねていっていいのだろうか。
日頃から人と会話をしていても相手の意見に合わせたり、分からない言葉でも相槌を打って分かったふりをしてやり過ごしてしまう事がよくある。
これは表面上の笑顔だけを一生懸命取り繕っていた事と同じだ。
実は相手に対して嘘をついたり誤魔化しをしている事にようやく少し氣付き始めた。
嘘や誤魔化しをなるべく少なくし、人間として少しでも美しく正直でありたいと思った。
自分に足りない事を真剣に考え鍛えてゆく。
人間の筋力は使わないと衰えてゆく、物事の考える力・思考能力を使えなければ衰えてゆく。管理者から教えられた言葉だ。
両親からつけてもらった名前に恥じぬように強い志をもって物事に取り組んでゆく。
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