私は昨年より労働組合の委員長を務めることになった。
最初は正直戸惑いがあった。副委員長、書記長の経験をしてきたが、今まで委員長任せという氣持ちが強かった。
歴代の委員長のように方向性を示し、最終責任者は自分だという氣持ちで組合員を引っ張ってゆくことができるのだろうかと葛藤があった。
それと同時にここ数年、成果責任を求められることや、様々な問題に対し、本来、自ら矢面に立たなければいけない場面でも避けてきた様に感じる。
様々な苦難がある中で「立ち向かわず逃げ続け、人任せにする自分でいいのか」自身の姿勢を問うことも増えてきた頃だった。
「数百人いる組合の委員長を務めるチャンスはそうない」自身の氣持ちを奮い立たせ立候補するきっかけとなった。
これから先待ち構える2024年問題や、すでに始まっている物価高騰による家計への影響など、世の中の動きが激しい中で、労働組合として掲げた目標に向かって乗り越えていかなければならないことが多くある。
委員長として数か月経過したが知識、経験共に力不足だと痛感する場面もある。
今以上に力をつけ、労働組合と会社が協調できる関係を作り、私自身を含め、一人ひとりが少しでも自分の人生と仕事に誇りを持てるように活動をしていく。
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