すぽっとらいと

2019年8月

夢志記

 「 わかっていたつもり 」

犬山支店 宮地 善明


 支店の必読書として頂いた『よのなかルールブック』は、児童向けに書かれ読み易いが、内容は耳が痛いことばかりであった。

なかでも「自分のことばで話せる人になる」という項目は、今の自分に課題を突き付けられた氣がした。

それまで頭の中ではわかっていて、当たり前にできていると思ったが、上手く説明できない場合に「誰々が言うには、こうだ」と説明している。

あるもの事に関しては何もわかっていない自分に氣づき、恥ずかしくなった。

 唐突に聞こえるかもしれないが、僕は人間の究極のあるべき姿は、お釈迦様の教えにあると考えている。

自分がため込んできた知識を智慧に変えて、分け隔てなくみんなのために実践することを目標としながらも、一歩踏み出せなかった理由を、今回少し掘り下げてみた。

そんなに精神的に強くない僕は、まわりに流されてしまいそうになるので、限られた見識でこれしかないと主張してくる傲慢な人、わからないのに努力しない怠惰な人は避けたくなる。

長年培ってきた考え方のクセを変えずに、自分を守っていきたいという小心さが、そうさせている。

あるべき自分の姿に近づくために、興味関心のある人に接して自分を成長させていきたい氣持ちとの戦いだ。

 自分は何もわかっていない。

そんな僕を含めよくわからない者同士、そんなに毛嫌いすることなく、みんな仲良くできたら良いなと思う。

これも頭でわかっていてもできないことのひとつだが、肩の力を抜いて楽しんでいく。


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