「人生100年時代を見据えて」というフレーズをよく聞く中、今年で人生50年の折り返しを迎えた。
幼少期、50歳というと、遠くかけ離れた大人のイメージであったが、今、同年代の仲間と話しをしても、変に大人びず、改めて自分の着ている鎧に氣づかされる。刺激を受け合い冗談も交えての氣軽な関係が時に不思議に感じる。
教育立社という柱の下、同じ師に学び、自分の考え方や会社の将来、そこで何ができるのかを夜通し語りあった共通体験が、お互いを縛る垣根を下げているからだと思う。
無論、時としてお互いが「自分が正しい」と主張して激しく衝突する事もある。だが、そこには私の中にある驕りやエゴが見え隠れする事への異議や反発、そして「関係を切りたくないから」という思いがあるのだと思う。
年齢や立場に関係なく真剣に語ってくれる仲間の存在は、何物にも代え難い。
「仲良くするために喧嘩しろ」と教えて戴いた意味が、こうした仲間を増やしていく事だと実感している。
歳を重ねると昔話が多くなるが、節目の年だからこそ、共に働く仲間と、今の事、これからの将来の事を語りあい面白みを見出せるよう、これからも謙虚に学び続けていく。
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