2022年の年末にスラムダンクというアニメ映画が公開された。2023年3月に入っても大勢の観客を動員しているという。
スラムダンクは、バスケット初心者の主人公が、持ち前の体力と氣質で苦難を乗り越え成長していく物語。今回の映画化は、漫画の連載が終了してから20年以上経過した後であり、「何を今更」と思っていたが、想いとは逆に大ヒットを記録している。なぜ20年以上前に完結した作品の映画が、これほど観客を魅了するのかを考えると、友情・努力・勝利といった人を熱くする「不変」なものが詰まっているからだと思う。
私はその「不変」なものが大宝にもあると考える。
それは学びを大切にした理念だ。私は入社当時、学ぶことに対して全く無知であった。自分のことは自分が一番知っていると思っていただけでなく、自分自身の阿保さや強欲さを認めるのではなく、隠すことに力を注いでいる自分に氣付きもしていなかった。
特別なことではなく、日常の中で周囲に支えられ生かされていることに感謝することや挨拶の意味、親との関係、命の大切さなど、大宝に入社して、少しだけ氣付かせてもらえるように導いていただき有難いと思えるようになった。
今後はその考えを伝えていくことが「不変」を守っていくことになると考える。
急激な変化の時代において、本質を見極め、自分が変化すべきことは積極的に変化していく半面、「不変」を本当に大切にできる自分づくりを今後もしてゆく。
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