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 大宝文化祭の生みの親は、昨年6月に退職された鈴木常務です。

運動会のパフォーマンス(当時は「仮装行列」)を拡大して、自分たちの意志の入ったものに集中できる場があったらいいなと思い、話してみたことがきっかけだったそうです。

入社4年目の社員の発想と提案が大宝文化祭を生み出しました。


 ある支店の方から「毎年同じ人が運営すれば、失敗や経験を活かしもっと良い文化祭ができるのに」と言われたことがあります。

確かに一理あると思いますが、1000人規模のイベントのリーダーを行なうチャンスは、人生の中でもめったにありません。

色々な人がチャレンジし、これまで経験した人から話を聞いたり、資料を活かしたりして自分たちの文化祭をつくってゆくことに大きな意味があります。

年齢、社歴、職種、支店の枠を超えて集まったメンバーが、自分たちで考え工夫することによって一つの作品が生まれ、その過程と達成感が多くの人を生き活きと輝かせます。


 第2回からずっと舞台演出でお世話になっている株式会社若尾綜合舞台様は、設立1949(昭和24)年の長い歴史をもつ業界でも有数の会社です。

ド素人の私たちが繰り広げるドタバタ劇にも真剣に向き合い、柔軟な対応をして下さいます。

舞台監督の桜木次郎さんは、大宝の社員以上に過去の歴史をご存知で、約束を守らなかったり、演じている自分たちしか分からないようなことをしていると本氣で叱って下さいます。

還暦を過ぎ嘱託社員になられてからも、大宝文化祭には必ず登場して下さっています。

今年もよろしくお願いいたします!


 文化祭を始める時、「何をどのようにやるか」を考える前に、「大宝文化祭とは何か」「何のために行なうのか」「何を大事にするか」というように、自分や組織にとっての目的や目標を明らかにすることが重要です。

全社のテーマは実行委員長、副実行委員長が、世の中や会社の現状、自分たちが課題と感じていることなどを挙げる中から決定しています。

そのテーマについて社員・ご家族の皆さんにも一緒に考えくために、ポスターデザインも広く募集しています。

日常の業務や安全活動でも意識して取り組んでゆきましょう。


 以前は「演劇部門」「歌唱部門」に分かれており、各支店が好きな方にエントリーしていました。

回を重ねるごとに本格的なシナリオ、大道具、小道具、衣装の劇にチャレンジする支店が増えたため、第7回(1991年)から部門の枠がなくなりました。

自分たちが伝えたいことをシナリオにして、セリフや動きで表現するのは難しいのですが、そこに面白さがあります。最盛期に比べるとシナリオや作り物が少し手抜きになっていると指摘をいただいたのは13年前です。

30回の節目に「これぞ我らの文化祭」といえるものを表現出来るといいですね。


 毎年、ご家族の皆さんも楽しみにして下さっているバザー。より多くの社員とご家族に楽しんでいただきたいというのが始まりです。

社員とご家族の皆さんの善意で集まった商品をお値打ち価格で販売しています。

売上金は日頃お世話になっている地域の方に役立てていただきたいと、図書カードに替え各支店の学区にある小学校などに贈っています。

中には図書館に“大宝文庫”というコーナーが設けられている小学校もあります。
 各支店手作りの惣菜やお菓子があっと言う間に売り切れる“支店物産展”は、第8回(1992年)からスタートしました。「バザーに出すモノが家にない」という社員の声を聞き、「だったら自分たちで作っちゃおうよ!」その時バザー部長だった谷川光史さん(現営業開発部課長代理)のアイデアから、漬物、クッキー、竹細工など、各支店自慢の手作り品と威勢の良い呼び声で、人気コーナーとなりました。


 会場内では「(財)東海交通遺児を励ます会」への募金活動が行なわれています。

この会は東海三県に住む、親を交通事故で亡くしたお子さんが義務教育を終えるまでの期間、精神的・経済的な支援を行なってみえる団体です。

運営費用はすべて個人や団体からの寄付によってまかなわれています。

改めて事故防止への思いを強く持つと同時に、ご協力をお願いします。
 事故によるケガや病気の手術ため輸血を必要としている人はたくさんみえます。特に冬場の需要は高く、文化祭での献血は、血液センターの方からも喜ばれています。

第10回(1994年)イベント部長だった犬山支店の大澤浩一さん(今回の実行委員長)の「何か社会に役立つことをしよう」という一言が始まりでした。


 第8回(1992年)に「展示部」から独立し「イベント部」が発足しました。

この年は展示コーナー「大宝美術館」の他、手作りのジオラマコースで大宝カラーのトラックを走らせる“よい子のラジコン教室”、手作り凧の展示即売、体験餅つきが行なわれました。


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