すぽっとらいと

2014年 1月

夢志記  自力実行

鈴木 建一


 先日、成人年齢をどうするかというテレビ番組があった。

憲法改正の為に18歳から投票権を与えようと、2007年に国民投票法が成立したが、酒やタバコ・各種契約などに係わる民法や刑法と、参政権を定めた公職選挙法を置き去りにはできない為、宙に浮いたままの問題だ。

この討論の中で「政治なんて俺たちには関係ない」という若者の意見に対し、世界や日本各地で行なわれている、様々な取組みが紹介されていた。
 小中学校など教育の場面でも、修学旅行をやるのか、やならいのか。何の為にやるのか。何をしたいのか、予算はどれぐらいか、そしてお金が無くて仲間が行けないのなら、自分たちで生み出す方法は・・・と、児童・生徒が自分たちで考え、取り組んでゆく。

先生や学校が決め、旅行会社がすべて段取りをするのとは違い、知的な好奇心をもって情報収集を行ない、計画を立てる様子に、見ているこちらも新鮮な感動を覚えた。

ある小学校では地域の特産品販売を通して子供と保護者、地域の大人が協力し合っていた。年々その考え方が広がり、活動が継承されることによって、大人も子供も自分たちの町や活動に対する誇りを持っていた。
 学校を大宝と置き換えると、まったく同じ事が見えてくる。

当社の経営基本方針「教育立社、門戸開放、自力実行」は、人間として美しく生き活きと働き、成果につなげてゆくための基本的な条件だ。

本氣になって実践することで夢を描き、他人の役に立つことをやり続けることで志を生み出してゆこう。


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