すぽっとらいと

2014年5月

夢志記  「学ぶ」ことに向き合う

稲垣 直喜


 私は大宝運輸に入社する前、学習塾に10年間勤務していました。

自身の経験からも「学びは記憶」だと考え、生徒にも教えてきましたが、この会社に入社して「ものの見方・考え方」が大切だと教えていただき、自分が行なってきた「学び」との違いに戸惑い、受け入れることが出来ず、消化不良な毎日を過ごしていました。

しかし最近、学ぶことに対する考え方が変化してきたと感じています。
 そのキッカケは、昨年末に少しでも会社で役に立ちたいと思い、現状で必要だと思う資格を取得するための勉強を始めました。

確かにそのための勉強は記憶することが中心ですが、「何のために」という目的が大事なのだと氣づき、日々の生活において、もの事に取り組む姿勢や氣持ちが前向きになってきました。そして目標を達成出来たことで、一つ自信がつきました。

それが直接の原因かどうかは分かりませんが、その頃から本社の会議や打ち合わせの時に、自分の考えや意見を今までよりも素直に出せるようになりました。
 このように学ぶことは知ることであり、考えることだと思いながらも、さらに自分を知ることに対する臆病さもあります。

これから何のために自分を知るのか、それを阻害しているものは何かなど、新たな課題が見えてきました。そこから逃げずに立ち向かう勇氣を身につけていきます。
           


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