すぽっとらいと

2014年7月

夢志記  縁に救われた40年

鈴木 達士


 大宝にお世話になり今年で16年、年齢も40になりました。

金山支店の乗務職員から本社営業部、そして現在は大高支店の事務職員として倉庫部門を中心とした業務を行なっています。

私はこの間に2度退職を考え、辞める意思を伝えていました。

その時は何をやっても上手くいかず、相談できる相手もなく被害者意識の塊になっていました。こうして自分の都合で切ろうとした縁を、それを大切にしている方々が繋ぎ止めて救って下さったおかげで今があります。
 その中の一人から「お前は頼りにしようと思っても、その時にはいつもいない」と叱られ、これ以上迷惑をかけられない、しっかりしなければと考え、社内外でのコミュニケーションを積極的にとるようにすると、相談に乗り協力してくれる仲間が増え、自分の言動を意識し律することが出来るようになりました。
 私は若い頃から憧れる人などに出会うと「自分もこうなりたい」と一度は努力し、目標に向かって行くのですが、何かを得るために捨てなければならないものを手放せず、一度捨てたものをまた拾ったりして、本氣で中身をつくる努力をせず、上辺だけ真似することで満足してきました。

自分や他人との葛藤や対立を避けるため、自分の考えを曲げてきたことも事実です。

そんな自分を支えて下さっている方々への感謝の氣持ちを忘れず、自分の問題と課題から逃げず学んで考え方の芯棒をつくることで、様々なご縁を大切にし、私が救われたように今度は誰かを救えるように力をつけてゆきます。


HOME  前に戻る