すぽっとらいと

2015年10月

夢志記 

学んでエネルギーをパワーに変える

今林  稔


 自ら不幸になりたい、会社がどうなってもいいと思っている人はいないと思う。

しかし、もの事の繋がりが分からず不平不満を言い、自己中心的な考えや行動で周りに迷惑を掛け、足を引っ張る人はいる。

入社当時の私がそうだった。

そんな時、私には叱り指導し話を聞き、教えてくれる先輩がいた。その人たちとの縁がきっかけで伊藤塾長に出会い、指導を受けることが出来、今がある。
 最近寂しいのは、そうやって仲間の為にエネルギーを出す人が少なく、仲間意識が薄れていると感じることだ。相手のことより自分が嫌な思いをしない為に臆病になったり、自分に自信が無いからだと思う。

私は今まで多くの事に挑戦する機会と役割をいただいてきた。負けず嫌いでカッコ悪いところを見せたくないので、逃げたいと思う自分と葛藤しながら一つひとつ乗り越えている。

勉強が苦手だったので失敗や苦しさがあるが、その分、喜びと楽しさがあり、人との繋がりの大切さと大変さも学んでいる。自分の阿呆、強欲、小心さを認め、学んだ事を擦り合わせることで色々な事に氣づき、相手を想いやる氣持ちも持てるようになった。
 大宝の強さは今の時代でもアナログ人間が多いこと。

人間としての温かみといざという時の協力体制は、どこにも負けないと思う。お世話になった師や先輩への恩返しをするには自分の力は小さいが、塾長に最初に戴いたメッセージ「人間の器を大きくする。

そのエネルギーがもっと役に立つ」を忘れず、もっと人に関心と興味を持ち、自分を高める努力をし、様々な問題に挑み続けてゆく。


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