3月和合塾定例会 2013年3月6日(水)

3月和合塾

【テーマ】   「 第29回大宝文化祭を終えて 」


第 3 位

中川支店 総括 鮫島 昭人

 安全委員の渡辺さんと岩間さんに「文化祭は学びの場だ、バックアップするから」と言われ総括になった。

実際にやってみると甘くはなく毎日、怒られた。内心「まだ社歴が浅いからやれなくても仕方ない」と思っていたが、「何のために総括をやっているのか。

言われたことをやるだけでなく、何か自分に残る文化祭にしよう」とアドバイスを受け、思ったことを伝え、間違っていたら謝ればいいと開き直ることが出来た。
 当日は朝から緊張し続けていたが、仲間を信じ安心出来た。

本番は15分があっという間だった。

監督の中島さんから「最高、今までの中で一番良い」と言われ嬉しかった。

仲間からも「今までキツイことを言ってごめんね。3位おめでとう」と言われ、中川支店の一員になれた氣がした。これからも日々学んでゆく。


第 2 位

四日市支店 総括 市野 蒔人

 楽しい文化祭だった。

毎日、業務終了後にグランプリという目標に向けて様々な役割の人が試行錯誤しながら、結束し力を出すことが出来た。

総括を頼まれた時、冗談だと思って軽く返事をし、誰かがやってくれるだろうと考えていた。誰かがやらないと前に進まないと思い出来ることから始めたが、しっかり指示を出せなかったことが反省だ。
 リハーサル後の練習が終わっても、みんな帰らずに話をしていた。

疲れているはずだが、いつも業務の都合で顔を合わせることがない仲間とも笑顔で話している姿は、とてもすがすがしかった。

リーダーは率先することも大事だが、仲間を信じ共に歩んで行くことも大事だと思った。

 この経験を活かし自分の幅を広げ、後輩にも伝えて行きたい。


グリーンリボン賞

四日市支店 W T

 入社して初めての文化祭だった。

一つのものを皆で創り上げ、日が迫るごとに熱が入ってくるのを見て、みんな真剣なのだと思った。リハーサルが終わってもダメだしがあり、本当に厳しいと驚いた。

日頃は3〜4日顔を合わせない人とも一緒に作り物や練習を行ない、しんどいこともあったかったが楽しかった。

本番は緊張したが感動した。大事なことを後輩にも伝えられる先輩になりたい。

たくさんの仲間と獲得した賞だと思っている。来年はグランプリを獲りたい。


グランプリ

犬山支店 総括 舟橋 耕司

 昨年、タイムオーバーで幻のグランプリとなった雪辱を果たすため、脚本など早めに準備を始め、ある程度道筋が出来た中で私が総括に決まったので変に力まずに出来た。

練習は業務が終わった人から集まり、パート練習や代役をたて自主的にやってくれた。

道具は早く帰ってきた人が誰でも取り組めるように、その日に作るモノと大きさなども具体的に指示することを意識した。
 運動会総合1位に続く文化祭グランプリだ。

他の支店も来年のグランプリを狙っているが、今の犬山は簡単には負けない。

社歴の長い人と若い人が、ひとつになることが出来ている。

 この勢いをここで終わらせないため、3月17日には支店内のドライバーズコンテストを開催する。


表彰部 部長   西春支店 西川 明男

 私の考えの甘さと準備不足により、当日の表彰式が滞り全社の皆さんに迷惑をかけてしまったことをお詫びしたい。

表彰部会で資料も渡さず口頭で説明しただけだったので、部員との連携もとれていなかった。もっと相談して、真剣に話し合っておけばよかったと反省している。
 子供の頃から目先の損得で行動し、嫌なことは「なんとかなる」と後回しにしてきた。

いつも受け身ではなく、人から指示されなくても行動出来るようにして行きたい。


副実行委員長   春日井支店 富樫 博宣

 みなさんの「やって良かった」という発表を聞き私も嬉しかった。

今年の会場は私の地元だった。

会館前の公民館では成人式を行なった。若い頃はやんちゃで多くの人に迷惑をかけたので、知り合いに会ったらどうしようと内心ドキドキしていた。

準備期間が短いことや会場に限りがあるなど苦労はあったが、辻実行委員長と選びお願いした部長、副部長が自ら考え行動してくれた。
 12年前には実行委員長を体験させてもらった。

当時は不安が先立って無難に終えることばかり考え、弱腰になって人に近づけず自分の意志も入れられなかった。

今回はのびのびと人を恐れず自分から近づき、要望を出すことが出来た。

やるべきことを各部がやってくれて日に日に形になってくることを実感し、素直に感謝し、おもしろいと思えた。

ナンバー2としての役割が果たせたかどうかは分からないが楽しかった。

 今後の業務、人生に活かしてゆく。


実行委員長   港支店 辻 祐樹

 毎年文化祭を楽しみにしているが、とんでもない大役をもらいびっくりした。

同じ支店の濱中さんと廣岡さんが「お前がやるなら俺がやる」と名乗りを挙げてくれた。

2人との関係が深まったのも文化祭が縁だった。

部長・副部長を選出する時も、色々な人とのつながりを実感した。この温かい人とのつながりが大事であり、自分たちの宝だと感じた。

各部の準備が進む中、自分が何をすればいいか分からず、取り残された氣がした。

そんな時、本社で鈴木常務と話す機会があり、実行委員長の仕事は、文化祭をなぜやるのか、バザーやイベントは何のためにあるのかを伝えることだと教えていただいた。
 初めて自支店を外から見た。

ベテランが方向を示し、それぞれが自分の役割を考えて行動し、中堅の人が状況に合わせて説明しているのを見て、どうしても目先の損得にとらわれがちな日常で実践できたら、もっと良い支店になると思った。

 今回、改めて自分の力の無さと仲間の有り難さを実感出来たので、しっかり学び色々なことに取り組んで行きたい。


鈴木たか子塾生のお話

 「文化祭をやりたい」と言い出した私にとって、文化祭は思い入れのある社内行事だ。

29回続けることが出来たのは、大宝の精神をつくり、なぜ文化祭や運動会をやるのか繰り返し教えて下さった伊藤塾長、身をもっておもしろいと感じ色々な人に伝えてくれた皆さんのお陰だ。
 日常の業務はほとんどが受け身だ。

決められたことを言われた通りにやって当たり前、給料をもらうために我慢してやる。

そこで終わらせず、もう少し効率よく、ミス無く出来ないかと工夫し、自分の意志を入れて出来ると、自分が楽しくてお客様にも喜ばれ、結果としてみんなの役に立つ。

もの事には目的と意味がある。大宝の経営の目的は経営理念の実現。

それをつくり上げてゆくために経営基本方針がある。

文化祭にも教育立社、門戸解放、自力実行の要素が含まれている。日常も自分の力で考え、自分の意志で仲間に働き掛け、おもしろいものを創り出してゆこう。
 今まで一番印象に残っている劇は、中川支店が演じた遠藤周作の『沈黙』と犬山支店の『和尚と小僧』だ。

本能のままの人間が社会をつくりいろいろな人が仲良く力をあわせて生きて行けるように人間の知恵で生み出したものが文化だ。甘ったれのエゴ丸出しでは生きられない。

文化祭や仕事を通じて、人間や世の中をもっと知ろう。

目的をもってやり遂げてゆく力をつけよう。それが人生をおもしろくする。

 大事に思って色々なことにチャレンジして行って欲しい。


伊藤塾長講話

 昨日、春日井支店の佐々木隆司さんが53歳で亡くなりました。

仏教語で「老少不定」とは人間の寿命がいつ尽きるかは老若にかかわりない。

人の生死は予測できないものだという意味です。

また浄土真宗の中興の祖、蓮如が数多く書き残した手紙をまとめた「御文様」には、「朝に紅顔(少年のように血色の良い顔)ありて、夕べには白骨となれる身なり」とあります。

それが人間であり、人生です。

佐々木さんの死を悲しみ悼む時、そういったことを学びましょう。
 今回の文化祭もみんな一所懸命やってくれました。濱中さんが自分の部以外のことにも熱心にアドバイスしていたという話を聞き、とても嬉しく思いました。

文化の反対は野蛮(何の秩序も無い集団)です。

大宝が文化祭を行なうのは、もの事の秩序を自分たちでつくり、自分たちで守ってゆこうとする人、人に役立つことが出来る人間を増やしたいからです。

文化祭が終わって「楽しかった」で終わっていたら、何回繰り返しても同じです。

演技も上手い方が良いですが、我々は役者になる訳ではありません。

富樫さんが今回楽しめたのは、12年前より成長しているからです。
 文化人として最低限必要なものは四維(礼義廉恥)です。

いくら着飾り、ものを知っているような顔をしても、まともに人の顔を見て挨拶が出来なければ文化人ではありません。

今後も文化祭を続けてゆこうと思ったら、文化度をより高めることが目的だということを忘れないで下さい。

会社も厳しい状況になっていますが、文化の無い会社、学ぶことの無い会社は発展しません。恰好をつけずにこれからも頑張って下さい。


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