今回は10月6日に開催しました「第27回大宝運動会」で、運営の核となって活躍しました実行委員会の代表者4名と総合優勝した中川支店、第2位の西春支店、第3位の大高支店の総括リーダーによる発表を行いました。運動会の3日後ということもあって、いずれも感動冷め遣らぬ生き生きとした発表となりました。
伊藤塾長のまとめ
勝負は朝一番で決まっていた?!。
運動会の翌日、各部門の順位表を見て感じたのは《組織の面白さ》です。総合3位までに入賞した三支店は「入場行進」「出陣式(グランドを使い2分間で運動会にかける意気込みを表現するもの)」ともに3位以内に入っていました。運動会に対するその支店の意気込みを表すこの二つで、その日の勝負は決まっていたのです。
貪 瞋 痴 をコントロールすることが「克己心」
運動会という一つの目標に向かって力を合わせ、自分の役割を果そうと努力している時は、みんな生き生きとした“いい顔”をしています。
では、日常生活の中で業務だけ行っている時の自分はどうですか?
多くが無意識のうちに“三つの毒”に苛まれています。
三毒とは…
貪(どん):むさぼり、欲深さ
他人より楽して金をを儲けたい。思い通りに権力を行使したい。名声が欲しい。不老長寿の薬が欲しい。楽してやせてキレイになりたい。もっとおいしいものが食べたい。 など
瞋(じん):自分のエゴ(我欲)を達成できない怒り
嫉妬。憎悪。 など
痴(ち):無知
実体より大きく見せようと見栄を張る。分かったふりをして人に聞かない。困難から逃げる。学ばない。目先の要領で相手に迎合する。不都合なことはごまかす。精神的・肉体的に怠ける。 など
「運動会を成功させたい」「優勝したい」という大きな目標を持ち、それを達成させていくには人の力を借りることが必要です。その時にリーダー自らが「三毒」を出していれば、メンバーの心は離れ、組織は総崩れとなります。そこで、誰もが持っている「貪 瞋 痴」をコントロールすることが、今回の運動会のテーマである「克己心(自分の怠け心、欲心に打ち勝つ)」につながります。
そうやって己と戦い、努力をするからこそ感動があり、その間、人間として最高に美しい顔をしているのです。これは実際に努力した人しか味わうことのできない「人生の宝物」です。この体験を運動会だけで終わらせず、日常でも意識し人生に活かしてゆきましょう。