物事が分かるってどんなこと?
社内の自主研修塾「和合塾」がスタートして20年が経ちました。
学ぶ事の第一歩は「無知(もの事が分からない)は無恥(恥を知らない)である。」ということが分かることです。もの事が分かるとは、周囲にあるもの・周囲で起きる事象についての背景やつながりが分かることを言います。そうしたことが分からない時は、平気で人から貪り続けます。同じことをしても、学ぶ人は「悪いことをやっちゃいけないな‥」と心の中に葛藤が生じます。
自己中心でエゴをむき出しにしていては、人生は楽しくありません。
学び、自分がわかった分だけ、楽しさや面白さが生まれてきます。
和合塾満20年の今年は、大人になった個人と組織の力を発揮していきましょう。

私は一生懸命やっている…?!
大宝丸の乗組員Aさんの仕事は甲板磨き。
船底に穴があき浸水していても「俺は一生懸命やっている」と
我、関せず‥‥。
やがて船は沈没し、磨く甲板も無くなってしまった。
1)
先が分かる人
2)
目先になれば分かる人
3)
現実に自分のお尻に火がつけば分かる人
4)
結果が出てから分かる人
あなたは、(1)〜(4)のどれですか?
学ばなければ多くの人が(3)か(4)です。
本人は一見楽ですし、このレベルの人と付き合うのも楽ですが、このような人が多いほど組織の軌道修正は難しくなります。自分たちが乗っている船が浸水しているのに他人事で、外部環境の変化の波が激しい時には、あっという間に船は転覆してしまいます。
今、自分がいる会社を大事にするために、まず全体の状況を知り、これ以上浸水してこないように全力で穴を塞ぎ、船を立て直していきましょう。
そして、自分の人生を大切にするために、学んだ事を一つひとつ実践に活かし、先のことが分かり、正しい状況判断ができる自分をつくっていきましょう。