3日前に合宿が行なわれた直後の定例会ですが、今日も178名の方が参加しています。業務終了後で疲れもあると思いますが、学ぶことは大事です。自分でもの事を考える力をつけなければ、個人も生活の基盤となっている会社も生きてゆけない時代だからです。
今日一番良かったのは境さんの発表です。それは恰好をつけていないからです。また、「今のまま自分にとって都合のいいことばかりやっているとダメになる」というのも、その通りです。では発表をもとに氣づいたことを話してゆきます。
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林さんの発表に対して
※背景(自らの育成歴)ばかりで、言いたいことがはっきりしませんでした。自分が発する言葉に対して、具体的に考えることが必要です。
「自分は人に感謝できない。世話になりながら平気で縁を切ってきた」
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なぜ感謝できないのか?
どこに問題があるのか?
A
感謝出来る様になるために、何をするのか?
それを考えなければ、「今後は感
謝出来る様になりたい」という言葉だけで終わってしまいます。(島田さんの「精神力が弱い」という発言についても同じです。)
自分の意志で縁を切るのは、大変勇氣のいることです。そうではなく、自然に何となく切れてしまったのは、元に「人にやってもらって当たり前」という強欲さがあります。そして、感性が低いため相手に対する関心も持てなくなるのです。
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倉見さんの発表に対して
「尊敬している人が自分に対してエネルギーを出してくれたが、勉強不足で分からなかった」
「何をするにも自信がいる」
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「勉強不足」の内容が何なのか、自信をつけるために何をしてきたのか、が分からなければ、その言葉は嘘になってしまいます。
「なぜ」や「そのためにどうするか」を考えるのが「論理」です。論理が分からない時の情は、単なる甘えや傷のなめ合いになります。また、情のない論理は「屁理屈」です。大切なのは論理と情のバランスです。
人間が本能のままに行動すれば、社会生活は成り立ちませんので必ず抑圧を受けます。
本能の塊の様な赤ん坊の頃から、一番近くにいて良くても悪くても
影響を受ける(抑圧す
る)のが母親です。
そして、社会に出て
からも会社の中で、上
司や部下からの抑圧が
あります。その原因に
氣づき、自分でコント
ロール(抑制)できるようにならないと、訳も分からず抑圧してきたものが心の闇となり、何かのきっかけで爆発してしまいます。
特に真面目だと自他共に思っている人に多く、自分にとって不都合な事、嫌な事にフタをしてきた様な場合、抑圧を受けた年齢で精神の育成が止まってしまいます。そのままでは主体性を持つことが出来ないため、業務も人間関係も上手くゆきません。
「抑圧」を「抑制」に変えてゆくには、上手くいかない現実から目をそらさず、「なぜなのか」を考えることが必要です。その時、自分の幸せや成長を願ってくれる仲間や上司からのアドバイスに、素直に耳を傾けてください。そこで考え、自分を抑圧しているものやその原因に氣づくと、心を開くことが出来ます。
自分の心を開けない人は、他人の心を開くことは出来ません。心を開けないリーダーに、組織をまとめることは不可能です。なぜならばいつも不安で人を信用できず、同じ次元でものを言い、ぶつかり合っているからです。また、自分のミスを隠す、ごまかすのも抑圧の1つです。その小さな不正がやがて大きな不正につながり、社会に迷惑を掛ける大きな犯罪につながります。
(この項目は合宿のまとめも含む)
一番いけないのは、本氣で学ばずもの事が分からないため、何年経っても同じ所をグルグル回ったままで、何の変化も成長もないことです。そのまま80歳になり、「何のために生きたのか」「何が楽しかったのか」と人生を振り返った時、何もないというのは悲しいことです。
一.自分と戦い変化を起こす
何年経っても変化、成長出来ない理由は次の二つです。
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中途半端
自分の意志が無く、その場の流れ
や雰囲氣で「そうだなぁ」と思っても、終わったらおしまい。自分の意志で継続することも、打ち切ることもない状態です。
5年後、10年後に大宝が存続しているという保証はありません。存続させ発展出来る様にしてゆくのは自分たちです。大宝で働く社員が中途半端な状態から脱しなければ、経営基本方針に有る「自力実行」を守ることは出来ません。
A優柔不断
「やってみよ」と言われてもなか
なか判断しない、実行しない。簡単な業務改善すら出来ない様では、何も変えることは出来ません。
優柔不断(グズ)になる原因は、目先の損得ばかり考え、リスクを背負わず上手にやろうとすることです。
中途半端や優柔不断から脱するために必要なのは自分との戦いです。今はそれをせず目先だけ上手にごまかし迎合し、会社にぶら下がっては生きてゆけない時代です。
二.自分の人生をつくるカギ
人間として今より成長し、前進するための大事なカギであり、最低限必要なことがあります。
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自分の仕事に誇りを持つ
どんな仕事にも意味があります。
家族を養うため、生活のために仕方なく働くのではなく、物流という仕事が果たす役割、大宝という会社が目指しているもの、その中で自分が行なっている仕事の意味を考えてください。それを知り役割と責任を自覚した時、自分の仕事に対する誇りと情熱が生まれてきます。
A使命感
日本一、業界一、会社の中で一番
の何かを作ろうと努力する中で、人のために少しでも役に立ちたいという使命感が湧いてきます。
B前向きな自己存在感をつくる
「私はこれをするために生まれ
てきた」と言える何かを見つけ出し、努力することです。
Cプラス思考
90%不可能だということに直
面しても、10%の可能性にかけてやってみる。それに向けて諦めず最善を尽くすことです。何も考えず「私はいい人」と思っていたり、恰好をつけて「私はアホですから」と言うのは、プラス思考ではなく「脳天気」です。こういう人は困難に直面した時、肉体的にも精神的にももろく、すぐに逃げてゆきます。
プラス思考とは、善も悪も考えた上で自分が悪をやらないことです。自己否定を行ない反転させたところから生まれてきます。これからの時代は、相当自分自身を鍛えないと生きてゆけません。
D自分の私心や私欲をできるだけ小さくコントロールする
エゴ(我欲=自分さえ良ければ良いという考え方)からも知恵は出ます。しかし、それは己の都合だけの薄汚いものですので、広がりが出ず、共鳴者がいないため、とても弱くて狭いものに終わります。幅広く役に立つ事がなければ、その人自身をダメにし、組織も崩れてゆきます。
これらを1つでも考え続け、着実に実行してゆくことが、壷の周りの青虫状態から脱し、前進してゆく道です。一人でも多くの人が前進することが、大宝の前進につながります。「結果は自分もち」ということを忘れず、一歩踏み出しましょう。
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