1. 「生きる力」を育てよう
大宝が厳しい時代にも社内のイベント(運動会、文化祭、物流フェスティバル)を行なうのは、社員の皆さんに「生きる力」を身につけ、精神的に自立し、人生を豊かに生きて欲しいからです。
「生きる力」を強く大きくする要素は、次の3点です。
@
誰かを、何かを守ること
A
何かを達成すること
B
他に感謝できること
この3つの中のどれが欠けても、
「生きる力」は大きくなりません。
@の意志がなく、Aの目標がなければ腰が抜け(言わなければいけない時に言えない、勝負できないこと)Bがなければ勇氣が出てきません。
@ABのベースになるものが「学び」です。学び実践を通して生きる力が大きくなると、自分の力を出し惜しみしなくなります。
会社の大きなイベントに限らず、仕事でも自分の人生を生きる時も、他人様が楽しくしてくれる条件はわずかで、自分で作るしかありません。
「おもしろくない」と文句ばかり言っている人や、精神的にケチな人は、基本的に生きる力が弱いのです。
2. どちらの「わがまま」?
リーダーとして組織をまとめ運営しようと思うと、「わがまま」(他人の迷惑など考えず、自分勝手にすること)を小さくする努力が必要です。
自分のわがままは許せても、他人のわがままは許せないのが子供です。
人は何も考えなければこのままです。精神の育成度が高まり大人になった分だけ、他人のわがままは多少許し、自分のわがままを許せなくなります。
業務をスムーズに行ない、皆が楽しいと感じられる組織にしようと思ったら、リーダーが精神の育成度を高め、メンバーも大人になる努力が必要です。
この点では現在の中川支店は、バランスのとれた最高の支店です。
これで満足せず、全社の質を上げる牽引者になってください。
3. 本物の人間になる
自分や他者がどの程度本物の人間かどうかを判断する基準は、
@
その人の言行(言っていることと行動)がどれだけ一致しているか
A
自分の利益に直接結びつかないことに対し、どれだけ真剣に打ち込めるか
です。
世の中は信用で成り立っています。できるだけ言行が一致する努力しなければ、誰も本当のことを言ってくれず、自分でも氣づかず、楽しい人生を送ることは出来ません。イベントも順位だけでなく、それまでのプロセスや今日お話したことなどを考えてみてください。せっかく力を発揮しても、「俺はやった」と満足すれば、それで終わりです。
私たちは人間として生まれました。たとえ小さくても精一杯自分を表現し、様々な体験を通じて自分が成長できたら面白い人生になります。今は人間関係が希薄になり、刹那の楽しみしか見つけられず、多くの人が疲れています。
大宝には学び楽しみ実践できる場とベースがあります。共通の認識を持ち、前向きに努力出来る仲間をつくってゆきましょう。
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