10月和合塾定例会 10月19日(水)

テーマ 

10回TAIHO物流フェスティバルから学んだこと

総合優勝 中川支店統括リーダー O K

 2ヶ月前に松井さんから総括を薦められ、「全種目完全制覇」を約束した。

7名の新人を全体のレベルまで持って行くために、毎日練習を行なった。

 当日、「総合優勝」の発表を聞き、全身が震えた。松井さんや支店長、多くの方が最高の笑顔で祝福してくれた。

 33年間生きてきて、初めて嬉し泣きした。自分がこんなに感激し泣けることに驚いた。自然に感謝の氣持ちが湧いてくるというのは、こういうことなんだと実感した。それを今後に活かしてゆく。

 幸せな経験が出来たことに感謝している。


競技部部長 港支店 榊原 力

 2年前運動会の部長を務めた時は、「どうして俺が」と逃げ腰で、終わった時の満足感以上に疲れが残った。 

 今春、第40期経営学習会を卒業し、学ぶことの大切さを実感した。

学んだことを実践に活かすため、「今度チャンスが来たらやる」と決めていた。 最初、力んで恰好をつけ一人で悩んでいた。自分では出来ないと思っても、みんなの前では強がっていた。

 そんな時、副部長の永井幹大さんの笑顔と、松井実行委員長の「楽しんでやろう」という言葉に励まされ、肩の力がスッと抜けた。 

まず自分が楽しむことを念頭に、みんなに協力を頼むと、実行委員一人ひとりが自分の役割を考え行動してくれた。

「部員の意志を大切にしよう」という松井実行委員長の言葉を思い出した。

一人のちっぽけさと、一人の大きさと重みを実感した。

 心からやって良かったと思う。

一所懸命取り組める環境を作ってくれた支店の仲間、多くの方に感謝している。


実行委員長 中川支店 松井 和夫

 多くの方に支えてもらい、今の自分があることを実感している。

入社10年目に節目の実行委員長を行なうことが出来、「運がいい」と思った。

伊藤専務の「運はつかむもの、実力のうち」という言葉が嬉しかった。

  まず石川さんと私が楽しくやらなければ、飾りだけのテーマになるので、笑顔で自信を持って取り組んで行こうと決めた。各部の部長、副部長が頼りになり、最後まで不安はなかった。

任せすぎると放任になり、口を出しすぎると相手がやる氣をなくすと思ったので、顔つきや雰囲氣を見ながら、バランスを考えていた。

 最後まで多くの人が笑顔で楽しんでいたことが嬉しかった。

今後も「考え方が変われば運転が変わる。自分が成長すれば仕事が楽しくなる」のテーマを心に留め考え続けて欲しい。

今より仕事が楽しくなり、安全に行なうことで、事故を限りなくゼロに近づけることが出来た時、物流フェスティバルは本当の成功をおさめる。

 全社で楽しみ取り組んでゆこう。


伊藤塾長のまとめ

1. 「生きる力」を育てよう

  大宝が厳しい時代にも社内のイベント(運動会、文化祭、物流フェスティバル)を行なうのは、社員の皆さんに「生きる力」を身につけ、精神的に自立し、人生を豊かに生きて欲しいからです。

「生きる力」を強く大きくする要素は、次の3点です。

@ 誰かを、何かを守ること 

A 何かを達成すること 

B 他に感謝できること

  この3つの中のどれが欠けても、 「生きる力」は大きくなりません。

@の意志がなく、Aの目標がなければ腰が抜け(言わなければいけない時に言えない、勝負できないこと)Bがなければ勇氣が出てきません。

@ABのベースになるものが「学び」です。学び実践を通して生きる力が大きくなると、自分の力を出し惜しみしなくなります。

  会社の大きなイベントに限らず、仕事でも自分の人生を生きる時も、他人様が楽しくしてくれる条件はわずかで、自分で作るしかありません。

「おもしろくない」と文句ばかり言っている人や、精神的にケチな人は、基本的に生きる力が弱いのです。

 2. どちらの「わがまま」?

  リーダーとして組織をまとめ運営しようと思うと、「わがまま」(他人の迷惑など考えず、自分勝手にすること)を小さくする努力が必要です。 

自分のわがままは許せても、他人のわがままは許せないのが子供です。

人は何も考えなければこのままです。精神の育成度が高まり大人になった分だけ、他人のわがままは多少許し、自分のわがままを許せなくなります。

  業務をスムーズに行ない、皆が楽しいと感じられる組織にしようと思ったら、リーダーが精神の育成度を高め、メンバーも大人になる努力が必要です。

この点では現在の中川支店は、バランスのとれた最高の支店です。

これで満足せず、全社の質を上げる牽引者になってください。

 3. 本物の人間になる

  自分や他者がどの程度本物の人間かどうかを判断する基準は、

@ その人の言行(言っていることと行動)がどれだけ一致しているか 

A 自分の利益に直接結びつかないことに対し、どれだけ真剣に打ち込めるか 

です。

世の中は信用で成り立っています。できるだけ言行が一致する努力しなければ、誰も本当のことを言ってくれず、自分でも氣づかず、楽しい人生を送ることは出来ません。イベントも順位だけでなく、それまでのプロセスや今日お話したことなどを考えてみてください。せっかく力を発揮しても、「俺はやった」と満足すれば、それで終わりです。

  私たちは人間として生まれました。たとえ小さくても精一杯自分を表現し、様々な体験を通じて自分が成長できたら面白い人生になります。今は人間関係が希薄になり、刹那の楽しみしか見つけられず、多くの人が疲れています。

大宝には学び楽しみ実践できる場とベースがあります。共通の認識を持ち、前向きに努力出来る仲間をつくってゆきましょう。


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