お祝いありがとう。
還暦を迎えた時から、誕生日に歳を一つずつ取ってゆくことにしましたので、明日で58歳です。肉体的にはキツイ年齢ですが、精神的には弾力性が持てるよう、今後も努力してゆきます。
1 次元は化け物
思考の次元について勉強し、自分が0次元であると認め、謙虚に学ぶ人は少しずつ変化します。どうしても認めたくない人は、「自分が0次元だと認めることが恥ずかしいのではなく、日常的に甘え、独り善がり、自己中心の考え方、行動をしていることが分からないことの方が恥ずかしい」と、見方を変えてみて下さい。
もう少し丁寧にお話しすると、次元の問題は、「0か1か」というコンピューターの演算の世界とは違い、一次元に到達するまでの、0から0.99・・・次元までを「0次元台」と言います。0.999次元は、限りなく一次元に近く、本人も「0次元を脱した」と錯覚しやすいのですが、厳密に言えば違います。外部からの働きかけによって、0.9次元まで来ることはできるのですが、自分で考え努力しないと、すぐにまた純正0次元に戻ってしまうからです。
次元は化け物です。分かるか分からないかで、人生がまるで変わってしまいます。一次元台に行かず、0次元で足踏みをしていると、年齢と共にますます次元が下がってゆくという怖さを、真面目に考えて下さい。
2 人生を面白くするのは次元の高さ
0次元台の人は、「自分は良い人」と思い込んでいるため、もの事が上手くいかなくても他者や環境のせいにしてしまい、自分に対する疑問を持ちにくいという難点があります。そして、疑問と似て非なる「猜疑心」にさいなまれてゆきます。その時の行動パターンは次の通りです。
@
自分に疑問を持たないと、謙虚になれないため、人の指摘や意見を素直に聴かない
A
「そんなこと出来る訳がない」と、考える前に排除する
B
行動に移さない
C
次元は変わらない
D
変化、成長しない
E
時間の経過と共に次元は下がる
F
地獄行きの特急列車に乗る
こうして「幸せになりたい」と言
いながら、自ら不幸になる道を選んでしまいます。いくら上辺でごまかし迎合しても、会社で評価されず、家庭も上手くいきません。
この3年間、育成歴を通し自分自身を掘り下げる、「自分探しの旅」を続けてきました。これは目的ではなく、自分が0次元台の人間だということを認識するための手段なのです。
精神の柔軟性は年齢には関係ありません。では何が違うのかというと「次元」です。私たちは0次元と自分の最高の次元の間を、行ったり来たりしています。その幅が精神の柔軟性であり、次元が高ければ高いほど、柔軟性があるということです。
いくら論理で学んでも、自分で実践しなければ、次元は上がりません。次元が上がれば、業務に対する考え方もやり方も、人間関係も変わってきます。自分の人生が大事で、面白くしようと思ったら、よく考え実践して下さい。
|