1月和合塾 新年会

「初心を忘れず氣づきにつなげ、仲間と共に起こそうビッグバン」


1位

Cグループ 西春支店 丹下 知彦

 10代の頃から、自分を表現したいのに苦手で、ストレスを溜め込んできた。人混みでパニック症状を起こすこともあった自分が、こうして皆さんの顔を見て話ができることが不思議。約二年間、自分はなぜ人を怖がり避けてきたのか、育成歴から探ることを続けてきた。
 一番避けてきたのは親との関係。一人の人間として客観的に見ることができず、感情だけで拒絶してきた。新しいことに挑戦するには抵抗があるが、勇氣を出し飛び込んだ。きっかけは自家用車で被害事故に遭い、九死に一生を得たことと子供の誕生という二つの体験。日常の出来事と学んでいる材料をつなげ考えることで、様々な氣づきが生まれた。そこから私の中のビッグバンが始まった。このサイクルをつくり続け、浮き沈みのない一年にしてゆく。


2位

Mグループ 中川支店課長 林  康弘

 一昨年、本社へ年末の挨拶に行き、伊藤専務から言われた「ハゲ薬!」の一言で、タダでもらった毛生え薬を喜んでつけ、恰好ばかり氣にする強欲な自分を、腹から笑うことができた。これが私のビッグバン。それから本社に行くことも、人と話をすることも、楽しくて仕方がない。
 「リーダーの役割はメンバーのやる氣を引き出すことと、方向を示すこと」と、教わっていても長年できなかったのは、自分自身の方向が定まっていなかったから。大宝で働くこと、学ぶこと、管理者・リーダーとしての役割責任を果たすことを、「やる」のか「やらない」のか。「やらない」と決めた時、貧乏神と疫病神がついてくる。「やる」を選択し努力した時、周りに人やチャンスが近づいてきて、前向きに取り組む楽しさを実感できた一年だった。
 長年、もの事が分かる人に近づくことを恐れてきたが、もっと怖いのは、ものが分からず、自分で考える力がないまま年をとること。今は様々な条件に対する感謝と、何かの誰かの役に立ちたいという思いが、前向きな考えと行動につながっている。今年も継続してゆく。


3位

Dグループリーダー 本社情報システム室 K T

 「楽しい、おもしろい」と、色々な事にチャレンジする姿を、「劇的な変化」と言われ、以前はそんなにひどかったのかとショックを受けた。他人との関係の中で傷つくことを恐れ、マイナスの氣を発揮し、自分の枠を出ようとせず、縁もチャンスも切り、もったいないことをしてきた。
 昨年いただいた塾長メッセージは「人生は『やる』か『やらない』かの選択。『やる』から新しい道が開ける」。一年間継続したのは、ツイている自分を意識することと、仕事の質量を上げること。リスクを恐れ逃げ、自分の出来る範囲で「やってます」といくら頑張っても楽しくはない。やりもせず結果を求めるのは強欲。やってみるしかない。今年もさらに枠を広げ、楽しくしてゆく。


4位

Gグループ 中川支店 柘植 正紀

 10年間の得票が「1票」だった私が、15票もいただいた。

「本氣で学ぼう」と決意したのは、昨年のこの場。成長した塾生として多くの支店の仲間が発表する姿を見て危機感を感じた。それまで自分の成長のためにやれと言われたこともやらず、ただ変わりたいと思っていた自分の阿呆さ、強欲さが恥ずかしかった。
 和合塾・泡影塾のレポートを必ず書くと決めた。苦手なことをやり切ることで、「やればできる」と一つ自信がついた。長年、努力=苦労をすること=苦痛だと勘違いしていたが、努力=目標を達成するためのもの=楽しいというサイクルを実感できた。現状のままで苦痛を感じるのも、変化のため努力するのも、同じ時間とエネルギーを使っている。たくさんの仲間と学ぶ材料があることに感謝し、可能性を信じ努力し続ける。


5位

Gグループリーダー 大高支店 折式田 豊

 Gグループの昨年の活動テーマは「逃げない自分をつくる」。

事務職員になり運行管理を始め、あっという間の1年だった。前半の業績不振の悔しさをバネに努力し、達成感と疲れはあったが、中身が薄いと感じた。支店にとっての大きな変化は、昨年転勤してみえた山田支店長、鈴木達士さんのお陰で、今まで自分たちがやってきたことに疑問を持ち、どうあるべきかを考えることができたこと。
 業務に埋没し、先が見えなくなっていた時期、和合塾・泡影塾のグループ会議で、他支店の仲間からアドバイスと前向きな刺激を受け、氣持ちがすっきりし元氣が出てきた。今年は亥年。多くの方から元氣とパワーをいただいていることに感謝し、一所懸命学び、考え、中身のある充実した1年にしてゆく。


5位

Lグループ 黒川支店 成田 克也

 子供の頃から人前に出るのが苦手で、できるだけ隠れて無難に過ごしてきた。そんな私が昨年、伊藤塾長からいただいたメッセージは「心を裸にする 生きる力が強くなる」。その時に言われた通り、前髪を上げて前を向くことを1年間意識した。
 自分を出すためには、自分を知らなければならない。支店の仲間から「八方美人」と言われ、心が痛かった。中学時代、真面目なグループからも、ちょっと悪ぶるグループから
も嫌われたくなくて、どっちつかずの行動をとっていた。
 最近、照れながらも両親と話ができるようになった。一番身近にいて世話になっている人に感謝できなければ、会社でもできない。今年の文化祭では副実行委員長のチャンスをいただいた。もっと自分を出し活かしてゆく。


伊藤専務のまとめ

1 努力するから変化する

 本質的にエゴが強く、自分は一所懸命頑張っていると思っているのが人間。

1票でも他人から評価されるのはすごいこと。1年努力しただけでは人生は変わらない。自分が本当に変化してきたと思えるよう継続しよう。
 個人のビッグバン(目覚め、氣づき)は、外部からの刺激(指摘、指導など)と、本人が問題意識を持ち考えつづけることから生まれる。いつも、もの事から逃げている人は、何年経っても変化しない。また、努力せず良い結果は得られない。あり得ないことを求めるから、被害者意識を持ち、思考停止につながり、自分の居場所がなくなってゆく。
 変化してゆく人たちは、自分を大事にしている。

それは@学んでみる A考えてみる Bやってみる それに集中すること。

中川支店の和合塾生の数は、正社員の約50%にあたる。企業の自主研修塾では驚異的な割合。共通のベース(話題、価値観)があると、日常的に話し合いができるため、大きな問題が起きなければ、大崩れはしない強みがある。
 和合塾でもらった材料をもとに、自分で考えた分だけ「分かり」、実践した分だけ「結果が出る」。そうすると楽しくなり、変化が起きる。人生を面白くするには、それを「やる」か「やらないか」にかかっている。少しでも納得した人生を送ることができるよう、学んでゆこう。

2 一番大事な「学ぶ縁」
@ 同じ時代に生きている 

A 同じような地域に住んでいる 

B 同じ職場で働いている 

C 一緒に食事ができる 

D 一緒に学ぶことができる 

E 一緒に会話ができる 

F 一緒に遊ぶことができる 

どれも通常、当たり前だと思いがちだが有り難いこと。楽しいことであり、すごい縁。このことに氣づくと、感謝の氣持ちが湧いてきて、やる氣が出てくる。仕事があることも有り難く、楽しいこと。当たり前だと思うから、文句を言い、サボりたくなる。
 世の中、会社、人間は「縁」で成り立っている。金の縁、仕事の縁、遊ぶ縁、モノの縁、色々な縁があるが、私が最も大事にし、求めているのは「学ぶ縁」。それは自分も幸せになりたいし、他の人にも、ものが分かり幸せになってほしいから。伊藤との縁を切るということは、学ぶことをやめること。それでは、いつまでもものが分からず幸せになれない。塾生同士も同じ。自分が成長し、幸せになりたいと思ったら、学ぶ縁を大事にしてゆこう。


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