今年の物流フェスティバルは、日常の業務・安全活動に直結させ、活かして行けるよう工夫されていました。また、各支店の取り組みにも工夫がありました。一方、運転部門の総評では研修センターの永田先生から厳しいご指摘を頂きました。今回、点数に入らないという安易さがあったかもしれませんが、事故はその人が日常考えていること、やっていることの延長線上に起きます。真摯に受け止め反省しましょう。
何をやっても楽しくない。何を
やっても楽しい。どちらも自分
が決めている
「ギブアンドテーク」という言葉は、「相手に利益を与え、自分も相手から利益を得ること。持ちつ持たれつ」を意味します。これに関連して、人間は大きく四つのタイプ(型)に分けることができます。
下の表のように仕分けした時、自分自身が日頃、どこにいるかを考えてみて下さい。
学び意識しなければ大半がA組です。
相手に何かしてもらうことが当たり前で、与えられない時、与えられても期待していたも
のと違う時は文句を言う、という人生を送っていると、行き着くところは「精神的乞食」「精神的奴隷」の世界です。

A組とB組の間には高い壁があり、なかなかB組の領域には入ることはできません。学ぶことで自分自身のエゴに氣づき、意識しコントロールする修行が必要です。全社のイベントでリーダーを務めた人が、「楽しかった」「みんなに感謝している」と言えるのは、瞬間的にこの高い壁を乗り越えることができるからです。しかし、それだけでは終わった途端に元に戻ってしまいます。今の氣持ちを継続するためには、自ら勉強し日常の中でもB組の立場に立てる人間になる努力をするしかありません。B組の人が増えてくると、支店が前向きに変化してきます。働きやすく楽しい職場にする努力をする中で、事故やミスが減ってくるのです。
これから時代はますます厳しさを増してゆきます。長年B型のふりをしながらA型をやってきた人も通用しません。今のまま何の努力もせず、10年後の自分を描いた時、「このままではいけない」と思ったら、一人ひとりが学び次元を上げるしかありません。多くの人が楽しく会社に来て安全に働ける職場、自分たちの会社が厳しい戦いに勝てる条件を、我々の力でつくってゆきましょう。
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