4月和合塾定例会 4月2日(水)

 4月和合塾 定例会

【テーマ】 伊藤塾長講話


【2008年度和合塾年間目標】 

1.「やればできる」。前向きな言葉で自分の心と頭を開放し、新たなことに挑戦しよう 

自分を掘り下げ仲間を知ろう。交流しよう

3.もの事の目的や意味を考え、自分たちの時間とエネルギーを活かそう

4.学び自分を変化成長させ、自分と家族と仲間と大宝を守ってゆこう


伊藤塾長講話

 年度末の繁忙期は全社で協力し業務に対応する事が出来ました。おつかれさまでした。この後も氣をつけて仕事をして下さい。

桜の花も満開を迎え、近くの鶴舞公園では花見が行われています。そんな中、多くの人が業務終了後、勉強のために集まっています。

 誰もが変化成長したい、幸せになりたいと願っています。

「人生をおもしろくし、大切なものを守ってゆける力をつけるため本氣で学ぶ」。

言葉として知っていても、実際に理解し身につけてゆくことは大変です。学び自分自身が変化成長できる条件をつくった分だけ、楽しく働く条件が生まれ、その結果としてみなさんの成長と大宝の発展があることを忘れないで下さい。

 今日は事務局から出されている年間目標をもとに話をしますので、よく考えて下さい。

1、「できる」「できない」 どちらの仮説を立てるかが、人生の分岐点 

 私たちは外部からの色々な刺激や情報をもとに頭の中で仮説を立て、判断し行動を始めます。たとえ無意識であったとしても、仮説の立て方には、個人個人クセがあり、それによってその人の人生が決まると言っても過言ではありません。

 人の話を聞き頭の中で「できる」という仮説を立てると、どうしたらできるかを考え始めます。逆に「できない」という仮説を立てると、それ以上何も考えずに済みます。こちらの方が楽ですが、どんな話を聞いても変化することはありません。

人間が変化成長する原点は「考えること」です。

 これが人生の分岐点で、5年、10年という時間の経過の中で大きな差となってゆきます。自分が成長していないと感じる人は、どんな仮説を立てているのか振り返ってみて下さい。

 ☆「できない」という仮説を  立てる人のパターン 

@「俺はこの程度の人間だ」と、すぐに思う。

 そう言いながら人からの評価を欲しがり、物欲しそうな顔をする。自分の怠け、怠惰をごまかす言葉で、努力する事から逃げている。

 私が定例会の後レポートを書いて提出するように言うのは、例会で人の話を聞き、もらった材料をもとに「考えること=レポートを書くこと」が、学んだことを身につけることだからです。その努力をせず「成長したい」と願っても無理なことで、それこそが強欲さです。

A学校の時に勉強ができなかった

 自慢にはなりませんが高校卒業時の私の成績は53人中、48番でした。

しかし、社会に出てから「何かしたい。できる」と思ったので勉強をしました。学校の成績が悪かったことが劣等感、心の傷になり、それ以上何も考えなければ、もっとみじめになります。

B考えること、ものが分かることを放棄した

 より本能的な生理的欲求を満たすため、目先の快楽を求め毎晩パチンコや風俗店に走っていては、ものを考え、分かる楽しさをつくり出すことはできません。 

C「今さら・・・」とあきらめる

 人間が変化成長することに年齢は関係ありません。年齢が高ければ高いほど、変化成長した方が自分も周りも楽しくなります。年を重ねると肉体は衰えて行きます。そのうえものが分からなければ、みじめになります。

人間は社会に出てからが本当の勉強の勝負です。すぐに「今さら勉強なんて」「今さら成長して何になるんだ」とあきらめてはいけません。

そういう意味でも、文化祭で副実行委員長を務め、年齢55歳、社歴25年で和合塾生になり本氣で学び始めた黒川支店の堂薗さんは”中年の星“です。

 結果として自分が何も変化成長していないと思うなら、「できない」という仮説を立てるクセを自分で切り替えるしかありません。

「できると思うから考える → 考えるからやる(行動する) → やるからできる、変わる → 楽しくなる」というサイクルを、自らつくり出しましょう。

 「大切なものを守ってゆける力をつけてゆくために本氣で学ぶ」と言いますが、一番大切なものは自分です。自分自身を守るために必要なのは、自分自身を変化成長させることです。自分を律し、まっとうに生きる力をつけなければ、家族も仲間も会社も守ることはできません。

  志の原点は「自分を変化成長させたいと強く願い念じること」です。

世の中はますます厳しくなってゆきます。その中で我々が大宝を守ってゆこうと思ったら学ぶしかありません。ここにいる皆さんが本氣になって努力したら、今の大宝の規模の会社であれば、あっと言う間に変化します。

2、人生をおもしろくする方法 

☆人生をおもしろくするために身につけること 

@心の鍛錬=お互いに心が弱いのですが、それを鍛えることが、もの事を進めてゆく原動力になります。自分の「人間としての器」(愛情、知性理性、志、ストレス耐性)、「志」、「義」(約束を守る、人の役に立つ)、その結果として出てくる「勇」(言うべき事を言う)を大きくする努力をしてゆきましょう。

A知識の拡充=知識はものを考える時の材料です。新聞や本、人の話を聞き政治、経済、経営、歴史など、幅広い知識を吸収しましょう。

B思考力(考える力)=人の話を聞きながら整理し、考え、理解する力。様々な法則を使い、もの事を分析する力。

C実践による納得度の増大=学び考え実践した事が、その人の実績となり自信につながります。そのプロセスが自分の存在の証明です。

 この4つとも大切で、どれが欠けても人生はおもしろくなりません。現在、満足できる自分でなければ、何かが欠けています。なんとなく生き、メシを食うため与えられた最低限の業務だけをやり、不平・不満・愚痴ばかりで、大事な努力をしていなければ、人生がおもしろくなくても我慢しなければなりません。自分自身でおもしろくする努力を「やる」か「やらない」か。結果はすべて自分持ちです。

 大した努力もせず「俺はちゃんとやっている。俺の方がエライ」「そんなことはない、俺の方が上だ」と、同じ様なレベルで足を引っ張り合うことを”ボウフラのケンカ“と言います。そうやって相手のマイナスの部分だけをつき、お互いにケチなことをやっていると、自分も周りの人もおもしろくありません。

  会社に来ておもしろいかどうかは、人間と人間の関係の中で互いに想いやることが出来るかどうかにかかっています。

お互いに想いやりの心、「自分と相手を知り、認め合える条件をつくる」「相手を支援、応援する氣持ち」「それを言葉や行動で表す勇氣」をつくり出し、おもしろく、達成感のある1年にしてゆきましょう。


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