和 合 塾 で 学 ぼ う

5月和合塾定例会 5月14日(水)

 5月和合塾 定例会

【テーマ】 「学ぶことは生きることなぜ学ぶのか、何を学ぶのか


Fグループリーダー

 犬山支店 藤井 英二

 先月の和合塾リーダー会議で、本能として誰もが持っている欲求「与える、求める、惚れる、創る、憤る、戦う」をテーマに、自分について考えた。

日頃、自分自身のことを掘り下げて考えられず、問題解決を相手にばかり求めていることを知った。相手のことを心配しているつもりでも、口だけで行動が伴っていないということは、共感や愛情にはほど遠い。

 思いついたことを行動に移し、若さと勢いで「やっている」と思っていたが、事務職員になり丸2年、考えてやっているつもりでも人をまとめることが出来ず、笑ってごまかしている。そして業務が忙しいと言いわけして、安全活動に対して腰が引けていた。

支店で学ぶ人が増えている中、今のままでは迷惑を掛けてしまう。

 今年度は自分自身が学んで変化し、安全委員の要望に積極的に応え、全員と色々なことを話し合ってゆく。


Gグループサブリーダー

 金山支店 齊藤 彰大

 元氣で前向きな人たちは、目標とする人に近づきたいと思い努力している。

私は好きなのに近づけず一歩引いてしまう。自分の都合で近づくだけなので、いつまでたっても距離を縮めることが出来ない。

指摘を受けたことの本質を考えず現象面で直そうとして変に硬くなり、違うところで同じ失敗を繰り返している。

 子供の頃、4つ下の弟が生まれてから「お兄ちゃんだから」と近づきたいのに我慢することを強いられたことが影響しているのかとも思うが、人に近づかないと何も始まらない。

 現在、40歳、社歴20年、結婚と人生の節目を迎えている。今のままでは一生流されっぱなし。家庭も仕事も自分自身が元だと強く感じるようになった。

 今年いただいた塾長メッセージは「成長のためには心の中に自ら摩擦や葛藤を起こす勇氣がいる」。

 自分から人に近づきお互いを知り、業務を越えて助け合える関係をつくるため、エゴを認め勇氣を出し実践する。


Jグループサブリーダー

 犬山支店 O K

 日頃、考えていないので考えるテーマをもらっても、つながりが分からず何を考えればいいのか分からない。

同じ所をグルグル回っている私が今年いただいた塾長メッセージは「目先の損得だけに執着していると、もっと大切なものを失ってしまう」。

自分にプレッシャーをかけないと、すぐ横道にそれてしまうのに、プレッシャーにはめっぽう弱い。

 そんな自分を変えるため和合塾に参加するようになり、正式にグループにも入れてもらったが、いつしか定例会に来ることが目的になり、それで学んでいるつもりになっていた。人の話を聞き分からない言葉があっても意味すら調べようとせず、分からないまま支店で人に話すことが、周りの人に迷惑を掛けているのだと思えるようになった。

 自分は抜きにして相手ばかりに求める自分。楽をしたい、責任から逃げたい。

欲しいものが手に入らないと不平、不満、被害者意識の塊になり嫉妬する自分は阿呆で強欲。そんな自分が情けない。和合塾リーダー会議で大高支店の合浦さんに「言われたことぐらい、やれよ」と指摘された。

 現在、48歳。このままでは、あっと言う間に歳をとってしまう。学んで努力している身近な仲間を見習い、周りにある勉強の材料を活かし、コツコツ努力してゆく。


Lグループリーダー

 三好支店 山田 賢一郎

 長年、自分が本能をむき出すのは、エネルギーが大きいからだと勘違いしていた。目先の欲求を満たすためには努力するが、ものが分からないのでいつも我欲、嫉妬、迷妄、憎悪が渦巻いていた。心身共に疲れ楽しくない原因を自分で作っているのに、周りの人のせいにしていた。

 和合塾に入塾して9年。色々な人の話を聞き、考え方を教えていただきながら、自分が痛みを感じることにフタをし、勝手に「できない自分」を作っている。

 今、この瞬間も時間が過ぎてゆく。自分の人生をつくってゆくのは自分ということを忘れず、本氣で学び相手に近づく勇氣を持つ。


伊藤塾長のお話

一、人は学ばなければ惚れられない 

 今日は西春支店の深田主任の59歳の誕生日です。何もありませんが、皆の拍手でお祝いしましょう。今日は開始時間には会場がほぼ満席になりました。

これだけ多くの人の前で発表の機会をもらうのですから、発表する人は、もっとまじめに考えて来なければなりません。

 今日一番面白かったのは、大澤さんに対して大高支店の合浦さんが「言われたことぐらい、やれよ」と言った話です。

学びの一番単純な公式は「学び=考える×やる」です。

和合塾に参加するだけで、その後何も考えず、行動しなければ学びになりません。新年会で約180名に渡しているメッセージも、自分自身について考える材料です。

 言われたことをやるかどうかは、相手に惚れているのか、もらうだけなのか、本当に自分が変化成長したいと思っているのかで決まります。和合塾に来るにもエネルギーが必要です。そこで得た材料をもとに考え、実践する人と、来るだけの人では、最終的に生む結果は全く違います。

 「惚れる」とは見返りを考えず相手の役に立ちたい、相手の魂に近づきたいと思うことです。対象は異性だけではなく、人間や考え方、会社など色々あります。

しかし、自己中心的でエゴむき出しの人は、自分以外の人に惚れることはありません。日頃、学び接する中で考え、何か行動するから方向性が見つかり、誰かに何かに惚れることが出来るようになるのです。

二、学びはありがたい

 皆さんは今、大宝で働き生計を立てています。

なぜできるのでしょう。それは学校で読み、書き、計算を学んできたからです。

最低限の基礎学力がなければ仕事も出来ません。全世界(約70億人)の識字率(15歳以上で母語による日常生活の読み書きが出来る人の割合)は約75%と言われています。約17億人は学ぶ機会と余裕がないため字を読むこと、書くことが出来ず、それができないことが負のサイクルとなって最貧の生活を強いられています。私たちには学校で学ぶ機会があったから、今日の生活があります。そう考えると「学ぶことは生きること、当たり前のこと」なのです。

 しかし、読み、書き、計算は生計を立てるために必要な最低限の能力です。

大宝で和合塾などの勉強の場を設けているのは、メシを食うだけでなく人間としてまともな人生を送って欲しいと思うからです。

皆さんも「もう少し自分の人生を幸せにしたい、楽しく働きたい、良い人間関係を構築したい」と思うから、ここに来て勉強しているのだと思います。

その願いを叶えるために必要なことが2つあります。

(1)人間の器を大きくする努力

 人間らしく生きたい、リーダーとして力を発揮したいと思ったら、人間の器を大きくすることが必要です。

 いつも文句ばかり言っている人は人間の器が小さいのです。そんな人間同士はいつも同じ次元で「ボウフラのケンカ」をしています。

(2)自分の世界を拡げる努力

 自分の世界を拡げるとは、

  ・ 自分自身、人間が分かる 

  ・ 政治、経済、歴史、経営が分かる 

  ・ 働くことの意味が分かる

  ・ 家族を大切にすることの意味が分かる 

など、一つひとつのことが分かってゆくことです。そのためには本を読んだり人の話を聞き材料を得て、もっと学ばなければなりません。

 人間の器を大きくし、自分の世界を拡げることが大事だと分かってくると、知的好奇心が生まれ自ら学び始めます。人生も世の中も甘くはありません。少しでも楽しい人生、充実した人生を送ることが出来るようにするには学ぶしかないのです。

 世の中はより厳しく、悪くなる方向に進んでいます。それに少しでも歯止めを掛け、自分と家族、会社を守ってゆくため、やると決めたことを実践してゆきましょう。


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