和 合 塾 で 学 ぼ う

8月和合塾定例会 8月6日(水)

 8月和合塾 定例会

【テーマ】 和合塾合宿を終えて、その後私が実践し続けていること」


Aグループ

春日井支店 永井 幹大

 合宿の分散会の時、グループメンバーから「もっと自分を出した方がいい」と言われた。サブリーダーになり2年になるが、メンバーに対してまともにアドバイス出来ない自分が情けない。特に年齢が上で肩書きがある人には、自ら壁を作ってしまう。

 支店では「人を認めない」と指摘される。自分では「すごい」と思える人もいるので、なぜそう言われるのか分からなかったが、思うだけで近づく努力をしていないことが分かった。

相手のことを知ろうとせず、持っている業務知識や人からの情報だけで、その人のことを判断している。人に惚れることが出来ないのは、自分に目標がなく、共感するものがないからだと思う。まずは人との接点を増やしてゆく。


 Dグループ

金山支店 藤目 恭也

 社歴4年目、安全委員になり半年になる。

明るく声が大きいためムードメーカと言われるが、まだ中身が伴っていない。

私は「自分が正しい」という思いが強く、他人のことも勝手に決めつけてしまう。

 大宝に入社してからも「世の中が悪い、会社が悪い」と陰で愚痴を言っていた。1年半前に事故を起こした時に、自分の阿呆さ、強欲さ、小心さを知り「変わらなければ」と努力してきたが、最近になって、自分をアピールするために、言葉と笑いを駆使し、自己満足している自分を再認識できた。

 私にはパワーはあるが、方向が分からないのでコントロール出来ない。

もしこの会社に入社していなければ、どうなっていたか分からない。

今回の合宿でも仲間と色々なことを話し、自分に足りない部分を指摘してもらった。こんな自分を支え背中を押してくれる仲間がいることが嬉しい。

 今は仕事中も人と話をする時も「今の自分は大丈夫か」と思うようにしている。出来るだけ素直になり、相手に飛び込んでいけるようにする。


Iグループ

大高支店 中山 喜弘

 私が和合塾に参加したきっかけは、平成7年に行われた社内ドラコンで好成績をおさめ、愛知県のトラックドライバーコンテストに出場したこと。

当日、さすがに緊張していたが、応援に来て下さった伊藤専務から「全く期待していないから、楽しんで来い!」と言われ、一瞬で楽になった。

その後、和合塾で発表の機会をいただき、県ドラコンの打ち上げ会で「経営学習会に出てみろ」と言われ、合浦さんと一緒に参加した。

当時は合浦さんのことが嫌いだったが、どんな人かが分かるにつれて好きになっていった。

 正式に和合塾生になってから、現在が3つめのグループ。

サブリーダーの退社、富樫リーダーの沈没?など色々なことがあったが、最近、一人ひとりが変化してきた。

みんな自分の居場所を求めている。社会に出てから勉強をする機会は滅多にない。それがある大宝で自分を見つめ、知り、一人の人間として人から惚れられる人間になりたい。Tグループも盛り上げてゆく。


伊藤塾長のお話

 はじめに発表の中から大切なことを話します。

まず、永井さんが「自分に目標がないことが分かった」と発表していましたが、ここで終わってはいけません。

 自分の目標がない=自分の主体、意志がない=”奴隷“と同じ

   ↓

 周りの状況が分からない

   ↓

 正しい判断が出来ない

   ↓

 現在のままではリーダー、責任者の役割を果たせない

ということです。そこまでつなげて考え、なぜそうなのかという原因を探り、自分がどうなりたいのか、そのために何をするのか具体的にしなければ、大切なことに氣づいても、何も変われません。「変化、成長する」というのも自分の大きな目標です。

 

 次に藤目さんが言っていたように、「自分が正しいに決まっている。だから自分は強い」と思えることこそ、自分が阿呆で迷妄であるという証拠です。

また、「私はパワーがあります」と言っていましたが、それは「エネルギーがある」の間違いです。

 *エネルギー=何かをやる時に必要なもの。ないよりもあった方がいいが、考え方や方向(目的)が分からないと、どこへ行くか分からない

 *パワー=単なる肉体的なエネルギーではなく「人間力」。自分自身が変化成長したり、組織を良くする時に役立ち、何らかの成果を生む 

    ↓

 ※「エネルギー」を「パワー」に変換する(方向や考え方が分かるようになる)ために「学び」が必要

一、自分のズレが成長を阻害する

 誰もが自分の成長を阻害する「壁=ズレ」を持っています。

 「考えていること」「言っていること」「やっていること」、この3つがいつも関係し合っています。

その1番元になるのが「考えていること」です。

ここにズレがあると「言っていること」も「やっていること」もズレてきます。

 私たち凡人は、誰もがズレを持っていますが、それが大きければ大きいほど、自分の成長を阻害し、人からも認知されません。そして、自分の中身がないから、一所懸命恰好をつけ、もの事を形式でやろうとします。

 自分のどこにズレがあるのか、いっしょうけんめい考え、目覚め、氣づく努力をしてゆきましょう。

二、ズレている壁を破るために必要なもの

@自分のズレについて、まじめに考える

  頭が硬直している人ほど、もの事が上手くいかないと他人のせいにします。自分が人から支持されない、信頼されていないのならば、ズレがある証拠です。

A他人の指導をできるだけ素直に受け入れてみる

  自分が加害者なのに、勝手に被害者だと思っている人がいます。年を重ねると色々なガラをつけるため、素直になれなくなります。若い時こそ素直に受け入れるチャンスです。

Bリスクを受け入れる勇氣

  何かやろうと思うと、必ず何らかのリスク(危険)が伴います。いつも目先の計算ばかりして、目の前のリスクから逃げていると、勇氣は湧いてきません。

C多少の困難を乗り越えていくという継続力や熱意を持つ

 この4つが出来ないのは、自分が阿呆で強欲で小心だからです。

「自分が変化しない」と、どんなに嘆いても仕方ありません。これらを自分自身でよく考えて、一つひとつ実践してゆきましょう。

 

 個人として、こういった努力から逃げながら、「家庭を良くしたい、支店を良くしたい、安全活動を活発にしたい」と思っても、何の進展もありません。

 私の一番の喜びは、みなさんが学んで人間として成長することです。

その結果として会社の発展があることを忘れず、まず自分自身のために壁を破ってゆきましょう。


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