7月和合塾定例会 7月7日(水)

和合塾合宿 7月10、11日

7月和合塾 定例会

【テーマ】 「 全社の取り組みを総点検

           自分たちの力で魅力ある職場をつくり出そう


 運転部門リーダー

港支店  S W

 6月13日に開催した第15回物流フェスティバルは、全員が当日の運営や研修に参画した。

運転実技は日常の運転を見直し事故防止につなげることを目的とした。

狭いコース内で時間制限も厳しかったこともあるが、ブレーキの遅れにより片手運転が増え、すべての判断が遅れる人が多かった。

 先生から指摘いただいた点を全社で見直してゆく。

無事故が続くと「大丈夫」と錯覚してしまう。何か起きてからでは遅いので、小さなミスや言動から、考え方のズレを感じられるよう感受性を高めてゆきたい。


 マナーアップ部門

本社 総務部  星野 一樹

 「魅力ある会社」にするには、そこで働く私たち社員が魅力ある人間になることが前提。今は社員教育に力を入れている同業他社が多い。

そこで今回は自分たちのマナーを見直すことから始めた。

自分で挨拶ができていると思っても、「相手に近づき心を開く」という本来の意味を実践できているかが問題。

 自分のことを知り、相手の氣持ちを考え、日頃、意識し訓練すると、「自分を成長させたい、会社を良くしたい」という思いが強くなり、人やものを大切に出来るようになる。

「決まりだから」ではなく、自分の人間性を磨くことで、より人間らしい行ない(マナー)が身につき、まわりの人の心に響く挨拶、運転が自然に出来る。

 それが自分を成長させ、三事故を防止し、社会やお客様からの信頼をつくることにつながる。もっと学び実践することで、人間性を磨いてゆく。


 新入社員研修

金山支店支店長  上杉 超治

 私は乗務職員の時に事故を起こし色々な人に迷惑をかけた。

その分、少しでも仲間や会社の役に立ちたいと、ずっと思ってきた。

今回は入社して3年未満の方たちに、日頃から大切だと思っていることを伝えたかった。乗務職員は基本的に一人で判断し対応する機会が多い。

外部環境の変化や時間指定などもあり、精神的にも疲れやすい。また毎日の業務消化だけで周囲に関心を持たなければ、孤立しやすい職種でもある。だからお互いを知り合うことが必要。支店で人間関係を良くするために取り組んだ「自己紹介カード」の作成を、今回の研修で行なった。
 いつも顔を合わせている者同士が、相手の反応ばかり氣にして何となく無難に過ごしていると、小さな不満が蓄積し職場全体が嫌な雰囲氣になる。

お互いに近づき話をすることで、思っていることを伝え、話し合える関係をつくり、人間らしくイキイキと働ける職場をつくってゆこう。


 業務別研修

営業推進本部課長  水野 忍

 日常的に業務だけでなく考え方、生き方の指導をいただける。

年齢、職種、肩書きに関係なく集い、自分が考え実践していることを話し、相談できる場があるのは大宝の大きな魅力。

自分の本質的なズレを指摘された時は痛いが、ずっと考えていくと、指導をして下さった方の温かさを感じる。だから今の自分がある。

こういった会社の魅力を、仲間内で言い合っているだけでは、外部には理解されず勝負にならない。

自分の言葉や行動を通して仲間やお客様、同業者にもっと伝えてゆこう。
 日常の業務、安全活動を「〜せねばならない」という義務感でやっているだけでは、自分の言動に輝きは生まれず、まわりの雰囲氣も悪くする。

誰もが魅力ある職場で働き、会社が発展することを望んでいるはず。

今ある条件、してもらっていることが、当たり前ではなく「有り難い」と捉えるところがスタート。

 それぞれに問題点や課題はある。「ベテランだから」「安全委員だから」「○○だから」と変に恰好をつけず、学んでもの事が分かる次元を上げ、嬉しかったこと、楽しかったこと、大切だと思うこと、やってみたいことを、言葉や行動で素直に表現してゆこう。


伊藤塾長のお話

 活動や仕事を通して自分を成長させ、会社を発展させよう。

社内の物流フェスティバルが始まった当時を振り返ると懐かしく、時間の経過の速さを感じます。このような催しは、自分の成長と会社の発展のために行ないます。運営や研修を通じてこの二つで何か感じるものがあった人は「良かった」と思い、なかった人は「つまらなかった」で終わってしまいます。自分の成長と会社の発展のための計画を実現するためには三つの能力が必要です。
 @人間力 
a、相手の役に立とうという氣持ち
b、マナー(より人間らしい言葉、態度、考え方)を身につける
c、約束をきちんと守る

 A仕事力 
a、会社、商品、顧客、社会状況などについての知識
b、管理する技術を身につける
c、商談の仕方を身につける

 B意志力 
a、利益に対し責任感がある
b、行動力と速さ
c、仕事に対する誇りを持つ

 自分さえ良ければいいとエゴ100%で、相手に対する配慮、共感、愛情がなければ、もの事はうまくいきません。それを身につけるために私たちは学びます。もの事が分かった分だけ人間性が高まり、マナーが身につきます。マナーの良い運転は、お客様や社会に感動を与えます。
 私たちが変化、成長するために一番必要なことは、約束を守ることです。

塾に参加し学んだことを基に自分で考え、まとめる力をつけるためにレポートを書くという小さな約束も守れない人は、何年経っても成長できず信頼されません。多少リスクがあっても責任のある仕事をしたいと思うなら、約束を守ることです。
 従来のように何も考えず、言われたことだけやり、ミスばかりしていると会社は潰れる時代です。社会の状況はどのように変化しているのか、これからどんな方向に行くのかなど、すべての社員がそれぞれの立場で考え、必要な知識と技術を身につけ、外部に向け発信してゆきましょう。
 会社である以上、利益を確保することが必要です。そのためには社員全員がそれぞれの立場で利益に対する責任を持てるように、管理者・リーダーは考え、みんなに伝えてゆかなければなりません。また、計画よりも利益が出た場合、社員に還元するしくみも必要です。何か問題があった時、簡単に逃げ出さず、みんなで頑張って実現してゆきましょう。
 私は仕事の重要度は自分で判断する回数と中身によって決まると考えます。一日に何百回も自分で判断し安全に仕事を行なっているみなさんは、すごい仕事をしているのです。

だからこそ少しの油断が事故につながります。

自分の仕事に誇りを持ち、仕事を通じて自分が成長し、会社が発展出来るよう、上記のことを身につけ、おもしろい会社にしてゆきましょう。

 


岐阜かんぽの宿羽島 7月10日(土)〜11日(日)

和合塾合宿

【テーマ】 「 自分の考え方、行動のブレを知り認め、

               互いに幸せになるために学んでゆこう


2日目 伊藤塾長のお話

1、自分を知るためには「私はこういう人間です」という 自己概念 (主観)と、第3者が「あなたはこういう良さ(欠点)がありますね」という 経験する自己 (客観)が必要です。

主観100%で他者からの評価(客観)を否定する人は、何年経っても変化できません。両方の中で「なるほど」と思えるものを見つけるために学ぶのです。

「ここがズレているぞ」という指摘を受け容れ、素直に考え行動を改めてゆく努力が修行です。今回の合宿も「良いことを言ってもらえた」「楽しかった」で終わらせず、考え続けて下さい。
2、「本音」と「建前」はどちらが正しいと思いますか。

「本音が正しい」と思っている人は、自己概念が正しいと思っています。

どちらも正しいこともあれば、間違っていることもあります。基本的に建前は論理で、こちらが正しい場合が多いのですが、状況判断によります。

みなさんが合宿のテーマに沿って準備してきたフォーマットは、多くは建前論で書いてあります。

何人もの人が「人の役に立てる人間になりたい」と書いてありましたが、現実にはそのために自分が損をすることもあります。

日頃から自分の本音と建前の重なりを大きくすることが学びです。そして、その重なりが大きい人ほど、人から信用されます。
3、企業経営の基礎になる「戦略のキーワード」は「差別化、集中・分散、組織の勢い」です。

他と差別化出来る武器はあるのか、経営資源をどこに集中させるのか、どうやって組織の勢いを維持しつくり出してゆくのか、そういうことをまじめに考え実践してゆくことで、戦に勝てる条件をつくってゆきましょう。


 運営グループのみなさん、2日間ありがとうございました。

これが終わりではなく新たな始まりです。元氣に前へ進んでゆきましょう。


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