1、自分を知るためには「私はこういう人間です」という 自己概念
(主観)と、第3者が「あなたはこういう良さ(欠点)がありますね」という 経験する自己
(客観)が必要です。
主観100%で他者からの評価(客観)を否定する人は、何年経っても変化できません。両方の中で「なるほど」と思えるものを見つけるために学ぶのです。
「ここがズレているぞ」という指摘を受け容れ、素直に考え行動を改めてゆく努力が修行です。今回の合宿も「良いことを言ってもらえた」「楽しかった」で終わらせず、考え続けて下さい。
2、「本音」と「建前」はどちらが正しいと思いますか。
「本音が正しい」と思っている人は、自己概念が正しいと思っています。
どちらも正しいこともあれば、間違っていることもあります。基本的に建前は論理で、こちらが正しい場合が多いのですが、状況判断によります。
みなさんが合宿のテーマに沿って準備してきたフォーマットは、多くは建前論で書いてあります。
何人もの人が「人の役に立てる人間になりたい」と書いてありましたが、現実にはそのために自分が損をすることもあります。
日頃から自分の本音と建前の重なりを大きくすることが学びです。そして、その重なりが大きい人ほど、人から信用されます。
3、企業経営の基礎になる「戦略のキーワード」は「差別化、集中・分散、組織の勢い」です。
他と差別化出来る武器はあるのか、経営資源をどこに集中させるのか、どうやって組織の勢いを維持しつくり出してゆくのか、そういうことをまじめに考え実践してゆくことで、戦に勝てる条件をつくってゆきましょう。
運営グループのみなさん、2日間ありがとうございました。
これが終わりではなく新たな始まりです。元氣に前へ進んでゆきましょう。
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